試合レポート

成田vs東海大望洋

2010.07.26

2010年07月25日 千葉マリンスタジアム

成田vs東海大望洋

2010年夏の大会 第92回千葉大会 決勝

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20年ぶり!夏の聖地へ!歓喜の瞬間(成田)

成田20年ぶり7度目の甲子園!中川被安打一の快投!

第92回全国高等学校野球選手権千葉大会も本日最終日を迎え、千葉マリンスタジアムでは成田

東海大望洋

の決勝戦が行われた。

二階席、そして外野を解放したこの日、試合開始直後から観客が増え外野席までほぼ満員になるほど多くの観客が千葉マリンスタジアムに訪れ、成田・中川対

東海大望洋

・長友の両千葉県を代表する好投手の息詰まる投手戦となった決勝戦を一球一球固唾をのんで見守った。

成田の中川は準決勝の

習志野

戦同様、球速表示以上に手元で伸びてくるストレートが威力抜群。

東海大望洋

の各打者のバットが中川が投じたストレートの下を空振りする場面が目立ち七回までノーヒットピッチング。七回、

東海大望洋

四番坂本が三振を喫すると決勝でノーヒットノーランの離れ業が現実味を帯び始めるほどの快投。
八回に岩堀に初ヒットを許すも結局この一安打に

東海大望洋

打線を封じた。

対する

東海大望洋

の長友、ヒットは許すものの自身の好フィールディングや野手陣の好プレー等で得点を許さず、八回には二死満塁の場面も140キロ台のストレートを連発。気力で投げ抜き三振を奪った。

試合は六回裏成田の攻撃、九番中川がショートへ内野安打で出塁、一死二塁から二番岡がヒット。ここで三番キャプテン金子が放ったタイムリーが決勝点となり成田が今夏の頂点を取り20年ぶり7度目の甲子園を決めた。
中川の好投は勿論のこと、成田打線が長友を実にうまく攻略した点がこの勝利の大きな要因となった。長友が投げ込んだ140キロ台のストレートをコンパクトに芯を捕らえた力強いスウィングは見事だった。

対する

東海大望洋

打線は、中川の前に一安打と自慢の打線が封じられ、自軍長友粘りの投球を活かすことはできなかった。今大会は今春から飛躍的に力をあげてきた打撃力、そしてエース長友の復調などで決勝に駒を進め、春夏連続甲子園出場を目指したが決勝で成田の前に涙を飲む形となった。

試合途中、また最終回のマウンドに向かう長友に力強く勇気つけるように叱咤激励をしていた背番号13の川島。敗戦後も泣き崩れるナインの肩を抱き「おまえらがんばった!」と共に泣いているシーンが深く目に焼きついた。グランド上でプレーする選手たち以上に気迫を持って試合に臨んだ。

昨秋千葉県秋季大会決勝対

千葉商大付

戦がふいに頭をよぎった。最終回追い上げのホームランを打った鈴木は涙ながらにホームイン、そして敗戦後もナイン全員が嗚咽するほど悔しがった壮絶な敗戦。その敗戦を糧にして関東を勝ち抜き見事にセンバツ出場を決めた経緯があった。この日の敗戦、涙するほどの悔しい想いも二年一年の新チームが必ずや三年生の想いをくみ昨秋の戦い同様必ずリベンジしてくることだろう。敗戦は更なる成長への最高の好機、

東海大望洋

高校の健闘を称え今後の飛躍を祈願したい。

記録的な猛暑の中、行われた千葉県大会も本日成田高校の優勝で幕を閉じた。成田高校は8月7日から開幕する全国高等学校選手権大会に出場する。千葉県174校の代表としての健闘を祈願して第92回全国高等学校野球選手権千葉大会レポートの筆を置きたい。

(写真・文=国吉 辰一

夏の高校野球応援ソングを歌うマイロさん

そして、この試合、今大会のテレビ埼玉、千葉テレビ、テレビ神奈川の「2010年 夏の高校野球応援ソング」を歌うマイロさんも先日の埼玉大会に続き球場観戦。

球場に入り、席に着くやいなや、マリンの風や配球について、話を始めたマイロさん
高校時代のポジションはキャッチャー。自身の思い出と共に、捕手目線で試合を見ていました。
スタッフが驚いたのは、「中川君の球を受けてみたいね。」とマイロさんが言った時。
打ちたいじゃなくて受けてみたいか~。やはり「2番」です。(笑)
またこの試合は、両投手ともにストレートに力がある好投手だけにバント失敗も目立ったこともあり、自身のバント失敗で監督に怒られた思い出も披露。結構、トラウマですね~。
そして最後はお互い譲れない戦いに、「一つ一つのプレーの意味が大きくなる投手戦は見ている方も気が抜けなく、ドキドキしました。やっぱり高校野球はいいですね。」と球児達から刺激をもらっている様子でした。

MIHIRO Official site

(文=高校野球情報.com編集部)


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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