工学院大付vs武蔵
![](/images/report/tokyo/20100715007/photo01.jpg)
得点シーン(工学院大付)
先発山下投打の活躍、工学院接戦を制す
7月15日、[stadium]八王子市民球場[/stadium]で私武蔵と工学院大付の試合が行われ、4―6の接戦を工学院大付が勝利し第4回戦へと駒を進めた。今試合は両チームともに合計3つのホームランが飛び出し、会場を大いに沸かせた。
私武蔵の先発は岩本、対する工学院の先発は山下。
1回裏、工学院大付の攻撃。1死から二番笠原がレフトヒットで出塁すると、3番ピッチャー山下が初球から甘く入ったストレートをとらえレフトへツーランホームランを放つ。自らのバットで先制をし序盤から試合の流れを引き寄せる。
しかし2回表。山下は2者連続3振を奪い2死まで追い込むが、私武蔵の7番森本にレフト方向にツーベースヒットを運ばれ、続く8番水越にレフトの頭上を越えていく渾身の一打が飛び出しすぐさま同点に追い付かれる。
私武蔵は5回表に2死満塁のチャンスを作るが、山下が踏ん張り4番の岸をサードゴロに仕留め切り抜ける。
3回から6回までは両チームともに投手が踏ん張り得点を与えずスコアボードにゼロ行進を刻む。
試合が動いたのは7回。
2死2塁から私武蔵3番小島が左中間を抜くタイムリースリーベースヒットを放つと、先ほど満塁のチャンスを逃してしまった、4番岸もレフトへタイムリーを放ち2点追加で逆転。
このまま逃げ切りたい私武蔵だが、その裏、先発岩本が工学院大付打線につかまる。
2死2塁の場面でまたも山下が左中間へタイムリーツーベースを放ち、1点差に詰め寄ると続く4番山本にライトへの逆転ホームランが飛び出す。これにより私武蔵の先発岩本をマウンドから引きずり降ろす。
8回裏には1死満塁の場面で代打山田がセンター犠打でダメ押し点を奪う。
最後9回表は8回から山下に代わった坂本が併殺プレーで倒し2点差を逃げ切り4―6で接戦を制した。
勝った工学院大付は18日に多摩市一本杉球場で都立東大和と対戦する。
(文=高校野球情報.com編集部)