【銚子商業】吹奏楽部インタビュー

演奏をする、銚子商業吹奏楽部

野球部同様、歴史の深い銚子商業吹奏楽部の練習にお邪魔してきました。

ちょうど音楽コンクールの課題曲、「汐風のマーチ」という軽快な曲の練習を頑張っていました！

スタッフ（以下「ス」）　：応援する楽曲はなんですか？
銚子商（以下「銚」）　：伝統的に決まっていますが、「ビクトリー」「きっと勝ちます勝たせます音頭」は銚子商のオリジナルです。

ス：オリジナル曲の2つはどのようなときに演奏するのですか？
銚：「きっと勝ちます勝たせます音頭」は負けそうなときに演奏するもので、あまりやらないです。「ビクトリー」はいけそうなときに演奏します。

ス：では「きっと勝ちます勝たせます音頭」を演奏しているときの気持ちは？
銚：本当にピンチでギリギリのときにしか出てこない曲なんです。あと1回で逆転しなきゃとかいう場面とか・・・
だからこの曲やったら勝たせなきゃしょうがないなって。
これをやった後は全力です、死んでもいいくらい吹きます！

ス：「ビクトリー」を演奏するときの気持ちは？
銚：この曲やったら点を取れるんじゃないかなって(笑)。

ス：そういうオリジナル曲はのってきますか？
銚：はい、皆どんどんのってきますよ！

ス：野球部からのリクエストってありましたか？

銚：毎年リクエストで2曲くらいずつ増えていくので、どんどん増えていきます。
今年は「アバレンジャー」と「いのきのテーマ」が増えます。
ス：アバレンジャーですか！誰のリクエストでしょうね（笑）

ス：こないだは春の決勝戦の雰囲気はどうでしたか？
銚：市営球場って普段はあまり人が入らないんですけど混雑していて・・・。
銚子にもこんなに人が来るんだなって(笑)

ス：そういう中で応援するのはどうでしたか？
銚：やはりブラバンがいるといないとで違うと思うので・・・
実は前日まで合宿をしていて皆疲れていたと思うんですけど、野球部が頑張っているので私たちも全力で頑張りました！

ス：１年生はこないだの春の大会がはじめての野球応援だったと思いますが、どうでしたか？
銚：楽しかったです。球場で出すのは結構気持ちいいです。
中学のときは野球部と関わりがなかったので、いつもの演奏と違うということが一番感じました。後はやっぱり青春だなって思いました(笑)。

銚子商業　吹奏楽部

ス：応援はどのような演奏になりましたか？
銚：音量の出し合いでした。習志野高校は全国1位なのでやっぱりプレッシャーがありましたね。だから音聴こえさせなきゃって。

ス：野球応援で大変なことってありますか？
銚：楽器が熱くなってしまって、触ると焼けどしそうになるんです。
生徒会が氷を配ってくれるので、それで冷やしながら演奏をしています。

ス：どんな場面で感動しましたか？
銚：守備のときに3塁からホームに走っていかれたときに、ホームでギリギリでアウトにしたプレーがうれしいかったです。

ス：試合に出ている野球部員を見てどう思いますか？
銚：クラスで疲れたってよく話してますけどね(笑)。
そんなこと言っているわりには一番張り切って部活をしているなって思います。

ス：夏に向けて吹奏楽部も音楽祭やコンクールもあると思いますがそちらの練習はどうですか？
銚：やはり練習を重ねるので口が疲れていたりしますが、野球部が頑張っている分、私たちも本気で目標を目指して頑張りたいです！
ス：ぜひ野球部と一緒に頑張ってください！

ス：顧問の井手先生ともお話をしました！
銚子商業高校のOBで、ご自身も応援の経験があるそうです。
先生にとって印象に残っている試合はありますか？
銚：2005年に甲子園に行った時の決勝戦ですね。コンクールの初日とあたってしまったんです。コンクールで演奏が終わると表彰式も出ずにバスに飛び乗って千葉マリンスタジアムに駆けつけました。そのときは4回くらいで、拓大赤陵に3対0で負けていたんです。私たちの演奏の力だけではありませんが、そこから野球部も奮起して5対3と試合をひっくり返して甲子園に出場したんです。私にとっても忘れられない応援でしたね。
ス：野球部との交流ってありますか？
銚：私たち吹奏楽部の定期演奏会では、野球応援のお礼にと野球部員が演奏会のオープニングに大きな声で校歌を歌ってくれます。監督さんもすごいと思うのは、応援団を必ず待っていて労をねぎらってくれることですね。どんなに遅くなっても必ず待っていてくれるんです。そういう信頼関係があります。
ス：素敵な関係なんですね！

銚子商業は今夏惜しくも敗退してしまいました・・・。
ブラバンの皆さんも最後まで応援しきってくださっていたんでしょうね。
野球部の皆さん、ブラバンの皆さん、お疲れ様でした！