十日町総合vs長岡農
![](/images/report/niigata/20100713001/photo01.jpg)
雨の中の熱戦(十日町総合)
止むことのない雨。十日町総合が逃げ切る
10時開始予定が雨の為12時半までずれ込みんだ。開門後も降りしきる雨は結局1度も止むことはなかった。
グラウンド整備の担当野球部員達の懸命な作業おかげで12時30分定刻試合開始。
長岡農の監督は全国でも珍しい女性の井上監督。試合前のノックから鋭い打球を飛ばして選手を引っ張る。
例年、部員確保に悩むも、今年は1年生が12名と大量に入部して十分戦える体制は整った模様。
その1年生のうちの平澤が先発。背番号1をつけた3年の福王子はキャッチャーとして下級生をリードする。
立ち上がりは緊張したのか、連打を浴びて2点を先制される。
対する十日町総合の先発は2年生の山田。ストライク先行のテンポ良い投球で凡打の山を築くが、コールド寸前の8回以降雨が激しくなるとすっぽ抜けが増えて自分の投球ができなくなった。
1球ごとにボール交換、捕手のミットも審判がタオルで拭くような状態では直球主体の組み立てにならざる得なくなり、思わず十日町総合佐藤監督が審判に対してエキサイトする場面も。
さらに打ち取った当たりのゴロが途中でとまり、焦る野手の悪送球などでピンチを広げ、満塁で3番福王子 の走者一掃ツーベースが出ると俄然、試合の行方がわからなくなる。
8回裏の2死1,2塁の場面を凌いだ長岡農の9回最後の攻撃。開き直ったか十日町総合の山田は腕が振れるようになってなんとか2死にこぎつけるも8番平澤の投ゴロを悪送球してしまい、とうとう2点差。
しかし、最後は9番佐藤をサードゴロに打ちとりゲームセット。
雨の為投球が乱れた十日町総合の山田だが、中盤までは安定した投球。さらに打っても3安打と大会に向けて調子を上げてきたようだ。十日町総合は次戦、長岡大手とベスト16をかけて対戦する。
新潟の公立高校の在任は1校8年限定の内規がある。井上監督も今年で着任6年目となり、最大であと2年間しか長岡農の監督を務めることはできない。スタメンの半数を占めた今年の1年生が主力となるこれからの2年間、長岡農の戦いぶりにも注目してみたい。
(文=高校野球情報.com編集部)
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長岡農 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 4 | ||||||
十日町総合 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | X | 6 |
長岡農:平澤-福王子 十日町総合:山田-宮澤