昭和一学園vs八王子実践
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大賀(昭和一)
東京都大会開幕! オープニングゲームは昭和一学園が制する
いよいよ東京都大会が開幕。神宮球場では東東京の114校と西東京の119校、計263校が集まり開会式が行われた。直後の開幕戦は昭和一学園対八王子実践。16時50分に始まった試合は終盤ナイターの明かりをつけながら進められ、昭和一学園が1回以降毎回ランナーを出し得点に繋げて八王子実践を下した。
シートノックに入ったときから昭和一学園はとにかく元気だった。その場でジャンプをして身体を動かしながら声を出してチームを盛り上げる姿があり、試合前の集合でも笑顔が見られた。またコーチャーの指示もジェスチャーが大きく明快で、意識の高さが伺えた。一方の八王子実践もアウトになったランナーが全力疾走でベンチに帰っていくなど、両校のチーム作りが感じられた。
試合は2回に満塁のピンチを無得点に抑えた昭和一学園がその裏で先制。2ベースを放った郷原をバントで3塁に送ると、先ほどのピンチを三振で抑えたピッチャー大賀のタイムリーで1点を挙げた。その後も同じように送りバントを1塁線や3塁線にしっかり打ち分けてチャンスを広げ得点を重ねた。投げてはエースの大賀が三振要所を抑え、後半は内野の手堅い守備が光った。
しかし中盤が過ぎると昭和一学園はチームで盛り上げていた雰囲気に覇気がなくなり、スクイズの失敗や牽制球でのアウトで取れていたであろう点が取れない。前半の全員でムードを盛り上げる雰囲気を最後まで集中して続けて欲しかった。
開幕戦を制した昭和一学園は12日に八王子北と対戦する。
(文=高校野球情報.com編集部)