高川学園(山口1位)vs柳井商工(山口4位)
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高川学園、河本捕手
高川学園が2試合連続のサヨナラ勝ち!
高川学園は初回、藤井健太郎一塁手(3年)のタイムリーなどで3点を先制。すると、
柳井商工もすぐに反撃。直後の2回表に、中村翔馬左翼手(3年)のライトの頭上を越えるタイムリーなどで同点に追いついた。
さらに高川学園にアクシデントが発生。エース左腕・橋田直樹投手(2年)が右足首を負傷し降板。急きょ、赤岸大輝遊撃手(3年)がマウンドにのぼった。公式戦初登板の赤岸。エラーなどで走者を背負うものの、粘り強いピッチングを続けていた。中野泰造監督も「よく投げてくれました。いつも(練習試合)のように抑えてくれました」と称えた。
試合は9回裏、2死から河本竜郎捕手(3年)がライト前ヒットで出塁。パスボールの間に進塁し、最後は世木隆太郎左翼手のセカンド内野安打でホームへ滑り込んだ。際どいタイミングだったが「勝ちたい気持ちがあったんでしょうね」(中野監督)。
今年4月から主将になった河本。寮生活では15分前集合を徹底させるなど「主将は自分でいいのかなという不安があったが、選手の個性を大事にしていこうと思っている」。中野監督も「チームにちょっとだけ辛抱強い部分が出てきた。普段の生活から気配りができるようになってきている」と、躍進の立役者に河本を挙げている。
明日はいよいよ決勝戦。多々良学園時代を含め、2度目の決勝進出だ。「明日はいくつ三振を喫するでしょうか…。頑張ります」と、指揮官は控えめに健闘を誓った。
(文=矢島彩)
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