試合レポート

鳴門工vs徳島城南

2010.06.05

2010年06月05日 鳴門工業高校グラウンド  

鳴門工vs徳島城南

2010年 徳島県高校総体協賛ブロック大会(中央Bブロック)  1回戦

一覧へ戻る

鳴門工・田中沢篤投手(2年)

両校に収穫があった「テストマッチ」。

8チームが参加した「徳島県高等学校総合体育大会協賛 高校野球ブロック大会」中央Bブロックのトーナメント初日は、過去に春4回、夏6回の甲子園出場。里崎智也捕手(千葉ロッテ)をはじめ過去から現在に至るまで数々の名プレーヤーを輩出している鳴門工のグラウンドで開催された。とはいえ、同校のグラウンドは常設フェンス付きの両翼100m、バックスクリーンが常設された中堅は122mという「球場」と言っても差し支えない広大なものである。

その第1試合に登場したのは俊足の左打センター、三倉健(3年)など豊富な人材を擁しながら春季県大会ではまさかの初戦敗退に終わった鳴門工と、同じく春季大会では徳島商を初戦で破りながら続く富岡西戦では惜敗に終わった徳島城南。鳴門海峡にも近く、ライトからレフト側へ徐々に強い風が吹く中、両校がどのような布陣で臨むかが注目された。

鳴門工の先発は旧チームからのエースであるサウスポー大橋直也(3年)でも、大橋に次ぐ存在である右腕の丸橋俊介(3年)でもなく2年生右腕の田中沢篤であった。

そして大橋がレフト、丸橋がショートから見守る中、田中(沢)は182センチの長身からコントロール重視のピッチングで6回3分の1を7安打5失点。9番・ライトで先発出場し「度胸がある」(高橋広監督)2盗塁と好走塁を見せた花田渉(1年)と共に、一定の評価を与えられる出来だったといえよう。

一方、レギュラー捕手をけがで欠いた徳島城南も春の県大会ではファースト、ライトで先発していた2年生サウスポーの奥浦康平が先発し8回4失点(自責点3)。打撃では2回、逆風をものともせずライトに運んだ先制アーチも放ち、夏以降は投打の柱となることを確信させる活躍を示した。

試合は鳴門工が7回裏、田中(沢)をリリーフし徳島城南に逆転を許した大橋が、9回表の逆転2点タイムリーで自らのミスを取り戻して6対5で徳島城南を下したが、夏に向けての「テストマッチ」という意味では、両校共に収穫多き内容であったことは違いない。

(文=寺下 友徳


[:addclips]

[:report_ad]

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.22

【埼玉】花咲徳栄は伊奈学園と、昌平は正智深谷と初戦で対戦<春季県大会組み合わせ>

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】日本福祉大附が4点差をはね返して中部大一に逆転勝ち、ベスト8に進出

2024.04.22

【仙台六大学】東北高で4番を打った1年生・佐藤玲磨が決めた!東北工業大が“サヨナラ返し”

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.22

【埼玉】花咲徳栄は伊奈学園と、昌平は正智深谷と初戦で対戦<春季県大会組み合わせ>

2024.04.17

【兵庫】20日にセンバツ準優勝の報徳学園が春初戦!夏の第1シード、第2シードも出揃う予定!

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!