試合レポート

浦和学院(埼玉2位)vs習志野(千葉1位)

2010.05.19

2010年05月19日　水戸市民球場　

浦和学院(埼玉2位)vs習志野(千葉1位)

2010年春の大会　第62回春季関東地区高校野球大会　決勝

【浦和学院】

浦和学院快勝で春関東2連覇！

浦和学院は2年連続3回目、習志野は春初優勝をかけて決勝戦が行われた。

1回に習志野は2番宮内と3番福田の2連打と死球で1死満塁のチャンスを迎えた。ここで5番早野がライトフライ。3塁ランナーの宮内がタッチアップでホームを狙うも好返球に阻まれ先制のチャンスを逃した。

対する浦和学院が3回にエラーを絡めて1点を先制。5回に2死1・3塁の場面で3番星がライト線へタイムリー2ベースで2点、続く6回に南の犠牲フライで1点と得点を重ねていった。

守っては先発の萩原大が力投で序盤を投げ切ると、5回からは南が継投。南は昨日の準決勝で5安打5失点、2回途中でベンチに下がっている。その雪辱を晴らすべく上がったマウンドだったが、いきなり四球2つと不安がよぎる。しかしここを三者三振にとって自らピンチを乗り越えた。そのまま勢いにのった南は5回を被安打1、奪三振6と準決勝での悔しさを晴らした。

萩原大・南の好投に習志野打線は4安打に抑えられ最後まで得点のチャンスが見いだせないままだった。試合は浦和学院が4対0と快勝。2年連続で春季関東大会を制覇した。

浦和学院は埼玉県大会の決勝で花咲徳栄に負けて、埼玉県2位で関東大会に出場してきた。関東大会からの浦和学院は一人ひとりが試合に集中している様子が伝わり、苦しい場面でもチーム内にとどまらず試合全体のムードを作る勢いがあった。それが準決勝の逆転勝ちにも結果として現れるなど、春の大会を戦う中で精神面の成長が感じられた。

（写真・文＝高校野球情報.com 編集部）

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