関西大学北陽vs箕面東
![](/images/report/osaka/20100504001/photo01.jpg)
濵田(箕面東)
関大北陽、先頭打者本塁打で好左腕を攻略
大阪屈指の左腕・濵田一輝(2年)に関大北陽打線がどう立ち向かうか注目された第2試合。
関大北陽はこれまで5番を打っていた東駿(3年)を1番に起用。この東が1回に先頭打者本塁打を放ち、濵田の出鼻をくじくと、その後も6番の青木拓巳主将(3年)の2点タイムリー三塁打で1回に3得点。試合の流れを完全に奪った。
関大北陽・新納弘治監督は「それまで1番打っていた青木が少しケガをしていて打順を変えた。東が良く打ってくれた」と起用に応えてくれたことを喜んだ。その東は「左投手ということで、体が開かないように気をつけて練習をしていました」と成果を強調する。
3回には5番大原啓夢(3年)が4点目となるソロ本塁打を放つ。 箕面東 の長谷至康監督はこの回で濵田をマウンドから降ろした。 関大北陽の先発・小山純平(3年)は、4回に箕面東 3番穴田真規(3年)に一発を浴びるが、7回を1失点と好投。新納監督が「ポイント」と話していた 箕面東 戦を7回コールドで破った。
敗れた 箕面東 の長谷監督は北陽出身。「やっぱり母校は強いです」と話したが、ややショックの残る負け方だった。誤算はやはりエースの濵田。「球が走っていた分、真ん中に集まりすぎた」と指揮官が分析する通り、気合十分の関大北陽打線にとって打ちごろの球が多かった。
さらに「濵田があんなに打たれたのは見たことがなかった」初回の3失点でチーム全体が怯んだのも事実。「1回表のチャンスで先取点を取ってあげられなかったことが大きい」と穴田主将はエースをかばった。
(文=松倉雄太)
[:addclips]
[:report_ad]