富岡vs東農大二
古豪・富岡がベスト4進出
明治30年創立、明治35年創部の伝統校・富岡がベスト4進出を果たした。
富岡は初回、先頭の高麗が右中間二塁打で出塁。
続く浦辺のバントが内野安打となり、無死一、三塁の好機を作った。
ここで3番・奥田の当たりはサードへのゴロ。三塁手・沼澤がさばいて挟殺プレーとなったが、タッチを焦った沼澤が落球。富岡が先制点を挙げた。
なおも二、三塁の好機に4番・岩崎がセンター前に弾き返して2点を追加。
富岡が主導権を握った。
富岡は2回にも先頭の高麗が四球で歩くと、犠打で送って4番の岩崎がレフトへ再びタイムリーを放ち4点目。
5回にも2死二、三塁から8番の高橋亮がレフト前に適時打を放って1点を追加。
8回にも2死無走者から高麗四球、浦辺ショート内野安打で築いた一、二塁の好機に3番の奥田がセンター前に弾き返してダメ押し。
投げてはエース・松井が変化球を低めに集めて 東農大二 打線を鶴田の本塁打による1点に抑えて8安打6奪三振で完投勝ちした。
2試合サヨナラ勝ちで勢いに乗る 東農大二 だったが、この日は攻めが雑。
3回には8番の依田、5回には6番の富田が先頭打者で二塁打を放ったが、ともに次の打者がショートへのゴロ。進塁打を打てず走者を進めることすらできなかった。
4、7回は1死から、8、9回は無死から走者を出したが、全て併殺。
自ら反撃の芽を摘んでしまった。
【富岡・田畑監督】
きのうまで2日間雨が降り、うまく調整ができないなか松井がよく投げてくれた。
ウチは雨天練習場もないし、ヘボい公立ですが、環境がない中、選手はよくやってくれました。
【東農大二・加藤監督】
(無死二塁は)夏なら送りバントです。松井君相手にどうかと思って打たせたのですが…。ああいうところですね。
(文=田尻 賢誉)
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東農大二 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||||||
富岡 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | X | 6 |
東農大二:依田、遠藤―橋爪 富岡:松井―岩崎
本塁打=鶴田(東)