試合レポート

伊勢崎工vs中央中等

2010.04.20

2010年04月21日　高崎城南

伊勢崎工vs中央中等

2010年春季群馬県大会　3回戦

石塚が５安打完封で伊勢崎工がベスト８進出

エース・石塚がリズムを作った伊勢崎工が危なげない試合運びでベスト８進出を果たした。

伊勢崎工は初回、石塚が三者連続三振の立ち上がりで流れをつかむと、その裏、先頭の岡崎がセンターオーバーの二塁打で好機を作る。２番、３番は倒れたものの、４番の吉野亮が２－３からの変化球をライト前に弾き返して岡崎を迎え入れた。

２回には１死からセンター前安打で出た石塚を飯島が送った２死二塁から岡崎がレフト前へタイムリーを放って２点目。
７回にも１死からライトオーバーの二塁打で出た岡崎を２番の根本のセンター前安打で返して１点を追加。８回には２死無走者から８、９番が連続四球で２死一、二塁。ここで岡崎がこの日４本目となるセンター前安打でダメ押しとなる４点目を叩き出した。

エース・石塚は５安打９奪三振の危なげない投球。
６回には無死から二塁打を浴びるが、続く打者のバントで二塁走者を三塁で刺すなど落ち着いたプレーを見せた。
９回２死からは勝ちを意識したセカンドの失策、四球で一、二塁のピンチを招いたが、７番の栗原を高めのストレートで空振り三振。１３８球の力投だった。

また完全試合男・松本監督が率いる中央中等は部員わずか11人。
それでも高校から下手投げに転向した前原が遅いボールを駆使して好投。
11安打を浴びながら１イニング１点にとどめ、試合を作った。
選手層が薄く、普通の外野フライかと思われた打球を長打にしてしまうなど守備面の弱さが出たのが惜しまれる。

【伊勢崎工・加藤監督】
日替わりヒーローで全員で勝つ野球ができています。石塚は安定感抜群ですね。ウチは守り中心で終わったときに１点多ければいいというチーム。まだまだゴロが捕れるようになったぐらいなので課題は多いです。

(文=田尻賢誉)

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