選手の弁当
第21回 選手の弁当2010年04月08日
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【お弁当でしっかりエネルギーを補給しよう】
4月になりました。みなさん、進学・進級おめでとうございます。選抜大会も終わり、全国大会は残すところ夏の選手権大会のみとなりました。夏に向けて、皆さん頑張ってくださいね。
今月は「弁当」のお話をしたいと思います。
昼食に、弁当を作ってもらっている、もしくは作っていっている人がどれくらいいるでしょう?中には「高校生から弁当です」という地域もあると思います。
さて、昼食、どれくらい食べていますか?たまに、「菓子パン2つだけです!」とか「おにぎりを3個食べています」という選手がいて、「本当に足りているの?足りてないよね?」と聞き返してしまいます。もちろん「弁当を食べています」という選手もいるのですが…「どれくらい食べているの?」と聞くと、たいていの選手が返答に困ってしまいます。
弁当箱の容量はどれくらいですか。弁当箱の裏に載っていない…という人は、計量カップを使って水を注いでみましょう。もちろん、体格や活動量によって違ってきますが、高校球児の弁当箱の容量は1ℓ以上が目安です。
さて、問題はその弁当箱に何がどのくらい入っているか。基本的には半分が主食(ご飯(米))、残りの半分に主菜(たんぱく質源)と副菜(野菜など)を半分ずつ入れるようにしましょう。
つまり、主食:主菜:副菜=2:1:1になるようにしましょう。
もちろん、ヨーグルトや牛乳、果物を添えることも重要ですし、さらに必要な人はおにぎりを追加してもよいでしょう。
先月お話した朝食同様、昼食も重要な栄養源です。弁当であっても、コンビニ食であってもしっかり栄養をとるように工夫しましょう。
だんだん暑くなってくる季節です。弁当の保管にも気を付けてくださいね。
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