ヴァイサラ株式会社 藤澤大亮 さん
第03回 ヴァイサラ株式会社 藤澤大亮さん 2010年04月03日
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第3回のOB訪問は、現在フィンランドの企業でリージョナルマーケティングマネージャーとして活躍している藤澤大亮さんにお話を伺いました。
藤澤さんは、野球部卒業後、大学、大学院と進み、ドイツでの留学、就職を経て現在はフィンランドの企業ヴァイサラで活躍しています。
藤澤大亮さんインタビュー
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スタッフ(以下「ス」):現役時に高校野球を続けて良かったことはありますか?
藤澤大亮さん(以下「藤」):今考えると、あんなに運動できる時期は野球を止めてから無いのでとても良い経験でした。練習では、周りの目があるとサボれないし。(笑)
体力的な面以外では、高校生活が楽しくなる問いう点も大きいです。部活動での仲間と、おしゃべりしてる時間は楽しかったですね。 帰宅部の人と違って練習で時間を共有して、さらに共通の目標があるので、会話はいつも楽しかったです。 あっ帰宅部が悪いとかでないです。 野球と言う共通のプラットフォームがある仲間がいたので会話に困らなかったと言う意味です。
「ス」:勉強などへの不安はありませんでしたか?
「藤」:不安はありませんでした。部活自体は、そんなに勉強にマイナスになるとは思いません。恐らく部活をしていなければ、部活動の時間ブラブラと繁華街で遊んで終わりでしょうね。
それに3年間勉強している人に比べれば、引退後、受験まで半年だけ死ぬ気で勉強すればよいだけですので、随分ましだなぁと思いました。 半年だけでいいんですから。
部活を引退後
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「ス」:部活が引退後終、喪失感みたいなものはありましたか?
「藤」:ありませんでした。目標がなくなるとそのような気持ちになると思いますが。目標を常にもっていました。 部活では何らかの目標がいつもありましたし、勉強では外交官もしくは医者になるのが目標でした。でも、実際目標は常に変わっていきましたけど(笑)
ただ、目標があれば行動が出来るし、迷いがなくなります。
私の場合、高校2年時に、文系理系を選ばないといけないんですね。父に相談したところ、医者は理系でないとなれない、ただ外交官は理系でも文系でもなれると聞いたので、目標の為に理系にしました。 これもそうですが、目標があるから行動できるのだと思います。
実際は医者になりたかったのですが、受験が上手くいかずに、工学部の航空宇宙工学科にすすみました。大学にいくと夢を忘れてしまうんですね。(笑)時間もあり誘惑がふえますし。因みに、1年生のときはNASAに行きたかったです。だって世界一ですから(笑)
まぁ、こんな風に目標は常に変わっていきましたね。 そんなもんじゃないですかねぇ。ただ本当に目標や夢がなくなると。 喪失感がでて、何をしていいかわからなくなるんでしょうね。 だから夢や目標は変わっても良いけど持ち続けることは大事だと思います。
大きな目標から小さな目標に落とし込んでそれを達成できるように頑張る。頑張っているうちに色んな情報や出会いがあり、目標も変わっていくと思います。 でもそれで良いんだと思います。
高校球児へのメッセージ。
「ス」:最後に高校球児に伝えたいメッセージはありますか?
「藤」:まぁ勉強はいつでも出来るので気にしなくていいのではないでしょうか?それよりは今しか出来ない部活動をして、引退してから勉強すればいいと思います。そのときに自分が本当にやってみたいことを見つけて、それに集中してやってみることが大事だと思います。
「ス」:今日はありがとうございました。