試合レポート

帝京vs駿台学園

2008.10.17

2008年10月18日神宮第二球場

帝京vs駿台学園

2008年秋の大会　秋季東京都高等学校野球大会本大会　準々決勝

逆転のスリーランを放った星君（帝京）

大逆転帝京！！名門の実力発揮！！

正直こんな逆転劇が待っていようとは、予想すらしなかった。しかし、帝京が失点してから、目が覚めたような事を感じられたのは、確かな実感であった。この試合先取点を奪ったのは、駿台学園である。初回1番滝元君がフォアボールで出塁すると、続く2番平賀君はバントで、ランナーを2塁に進める1アウト2塁。

ここで帝京は、ピッチャー岡部君をライトのポジションに戻し、鈴木（昇）君をマウンドに上がらせた。 3番大川君は、三振に倒れるものの、4番後藤君が、右中間にヒットを放ち、1点先制0－1とリードする。対する帝京も、2回表に1点返し、同点としたのだが、再び駿台学園打線に捕まってしまう。

3回裏、1アウトになって、2番平賀君は、フォアボールとなりランナーが出た。 3番大川君の打席では、盗塁。得点チャンスの1アウト2塁にランナーを進める。この打席、大川君は、2遊間を抜けるヒットを放ち、1アウト1，3塁とビックチャンスにする。続く4番後藤君は、フォアボールとなり、ランナーは満塁となり更にチャンスが広がる。 5番秋元君は、三振に倒れるが、続く6番小海君がデットボールとなり、押し出しで一点先制する。なおも満塁このチャンスに、鈴木（琢）君は、左中間に大きな3塁打を放ち、3点奪う。その後もホームスチールなどの1点を合わせ、この回合計5点奪った。 1－6。大量な点差が、この回広がった。

小林君（駿台学園）

しかし、ここから帝京打線が爆発する。 4回表、この回先頭打者の岡部君が、二遊間に抜けるヒットで塁に出ると、7番平原君もライトへ大きなヒットを放ち、ノーアウト2，3塁とすぐにビックチャンスとした。このチャンス8番田口君も、しっかりセンター越えの特大2塁打を放ち、2点奪う。 9番は3回途中から鈴木（昇）君と変わってマウンドに上がった川上君。ここはアウトになり1アウト2塁になるが、1番俊足、有賀君が、このチャンスに3塁打を放ち、1点追加。なおも2番園田君は、フォアボールとなり、ランナー2人を起き、3番星君を迎える。この絶好の場面一打が出れば、逆転の場面で、星君は、特大の左中間上段のネットに当たるホームランを放ち、見事逆転7－6と試合をひっくり返した。

その後、帝京は６回表もビッグイニングを作る。 1アウトから、3番星君が、内野安打で出塁すると、4番原口君は、フォアボールとなり、1アウト1，2塁となる。続く5番佐藤君の打席では、相手のエラーで満塁となると、6番岡部君がレフトへヒットを放ち1点追加。 7番平原くんは、倒れるが、8番田口君が、この日5打点となる2塁打を右中間に放ち、3点さらに追加する。その後、ピッチャー川上君もセンターへヒットを放ち、1点追加。気が付けば、12－6と最初に付けられた点差を超える点差を付け返した。

9回表には、両校ともに1点づつ取り合い、13－7という得点の取り合いに終わった。得点を奪われたら、奪い返し、さらに点差を大きく付けた帝京の攻撃力に唖然とした試合展開であった。

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