試合レポート

市立川崎vs厚木北

2008.09.12

2008年09月13日 秦野球場

市立川崎vs厚木北

2008年秋季神奈川県大会 3回戦

一覧へ戻る

延長11回、市立川崎が少ないチャンスをものにし接戦を制す!

1アウト、ランナー3塁、バッター6番
あっ…、延長11回 両校、一歩も譲らない熱戦は予想外の展開で幕を閉じた。

秋晴れの中、秦野球場で行われた本日の3回戦。
試合は点の取り合いで始まった。先制したのは厚木北。2回に2点を先制する。市立川崎もその裏、すぐに1点を返す。

厚木北は3回表にも1点を追加。すると3回裏、今度は市立川崎が、安打、相手の敵失、四球から満塁のチャンスを作ると5番柴田君が走者一層のタイムリースリーベースヒットを放ち逆転する。

試合は打撃戦の様子を呈してきたが、その後一転、膠着状態に。両校とも投手が踏ん張り、失点せず、中盤に入る。試合が動いたのは6回表。厚木北は敵失により1点を返し、ついに同点に追い付いた。

しかし、その後は両校ともなかなか点数が入らない。 厚木北は8回、敵失、安打、フィルダースチョイスが重なりノーアウト満塁のチャンスを作るも得点ならず。続く9回も、得点圏にランナーを進めるものの、後、一本がでず試合はそのまま延長へ。

そして迎えた11回裏、この回、市立川崎は先頭の4番遠藤君がセンターを抜けるスリーベースヒットでノーアウト3塁とチャンスを作る。ここで、厚木北はここまで好投を見せていた吉田君を交代する。

この場面、打者は3回、タイムリーを放った柴田君。しかし、ここは厚木北バッテリーが上手く討ち取り、1アウトに。
1アウト3塁。バッター6番。
1点も許せない状況の中、バッテリーがスクイズを警戒してウエストしたボールが…無常にも捕手のグラブの上をかすめ、サードランナー遠藤君が、ホームに返り、市立川崎が待望の1点を挙げ、サヨナラ!!両校一歩も譲らない接戦は思わぬ形で幕を閉じた。

バックのエラーは想定済み。度重なるエラーもその後の打者をしっかりアウトにしとめていった市立川崎バッテリー。
一方、再三、相手の敵失によりもらったチャンスを活かせずにいた厚木北。最後はワイルドピッチで試合終了。エラーを活かしたチーム。活かせなかったチーム。勝利の女神は市立川崎に微笑んだ。


[:addclips]

[:report_ad]

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.26

新潟産大附が歓喜の甲子園初出場!帝京長岡・プロ注目右腕攻略に成功【2024夏の甲子園】

2024.07.27

昨夏甲子園4強・神村学園が連覇かけ鹿児島決勝に挑む!樟南は21度目の甲子園狙う【全国実力校・27日の試合予定】

2024.07.26

名将の夏終わる...春日部共栄・本多監督の最後の夏はベスト4で敗れる【2024夏の甲子園】

2024.07.26

報徳学園が3点差をひっくり返す!サヨナラ勝ちで春夏連続甲子園に王手!【2024夏の甲子園】

2024.07.26

「岐阜県のレベルが上がっている」県岐商が2年ぶりの決勝進出も、岐阜各務野の戦いぶりを名将・鍛治舎監督が称賛!【24年夏・岐阜大会】

2024.07.25

まさかの7回コールドで敗戦...滋賀大会6連覇を目指した近江が準決勝で涙【2024夏の甲子園】

2024.07.24

享栄、愛工大名電を破った名古屋たちばなの快進撃は準々決勝で終わる...名門・中京大中京に屈する

2024.07.21

【中国地区ベスト8以上進出校 7・20】米子松蔭が4強、岡山、島根、山口では続々と8強に名乗り、岡山の創志学園は敗退【2024夏の甲子園】

2024.07.21

愛工大名電が今夏3度目のコールド勝ちでV4に前進!長野では甲子園出場37回の名門が敗退【東海・北信越実力校20日の試合結果】

2024.07.21

名将・門馬監督率いる創志学園が3回戦で完敗…2連覇狙う履正社は快勝【近畿・中国実力校20日の試合結果】

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.07.08

令和の高校野球の象徴?!SJBで都立江戸川は東東京大会の上位進出を狙う

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」