慶応義塾vs東海大相模
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只野君慶応義塾
慶應義塾48年ぶり17回目の優勝!!延長13回の死闘を制す!!
東海大相模と慶応義塾の決勝戦は球史に残る激闘となった。試合は3回まで両校のエース慶応義塾田村君と東海大相模大城君がランナーを背負うものの得点を許さず両校無得点で迎えた4回裏に試合が動いた。
東海大相模はこの回先頭の3番大田君がレフトスタンドに飛び込むホームランを放ち1点を先制した。1点を先攻された慶応義塾も5回に1番内藤君がツーベースヒットで出塁すると1死3塁から3番山崎君がショートゴロに打ち取られるも、ショート大田君のホームへの送球をキャッチャー高田君が落とし、慶応義塾が1対1の同点に追いついた。
1対1の同点で迎えた6回に東海大相模は2死3塁から4番角君がセンターにタイムリーヒットを放ち2対1と再びリードした。しかし慶応義塾も7回に疲れの見え始めた大城君から2四球で1死1,2塁とチャンスを作ると、2番福富君がセンターの頭上を越える2点タイムリーツーベースヒットを放ち3対2と逆転に成功した。さらに3番山崎君にもタイムリーツーベースヒットが飛び出し4対2とリードを2点に広げた。
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大城君(東海大相模)
逆転を許した東海大相模も7回から変わった慶応義塾只野君を攻め立て、2安打で2死1,2塁とチャンスを作ると1番内田君、2番秦君、3番大田君の3連打で4点を奪い、6対4と逆転に成功した。2点を追いかける慶応義塾は9回に先頭の代打普久原君がヒットで出塁すると1番内藤君もヒットでつなぎ無死1,2塁とチャンスを作る。2番福富君がバントで送り1死2,3塁の場面で3番山崎君がセカンドに内野安打を放ち1点を返した。さらに4番鈴木裕君がセンターに犠飛を放ち1点を追加し6対6と土壇場で同点に追いつき、試合はこのまま延長戦に突入した。
延長戦に入り両校ともにチャンスを作るもののあと1本が出ず、重苦しい雰囲気のまま迎えた13回に慶応義塾は2死2塁とチャンスを作ると、東海大相模はこの場面でピッチャーをショートの大田君に交代し、勝負に出た。しかしこの継投が裏目に出て2番福富君にセンターの頭上を越えるタイムリースリーベースヒットが飛び出し、7対6と慶応義塾が貴重な1点を奪った。さらに次の3番山崎君にライトスタンドに飛び込むツーランホームランが飛び出し9対6とリードを3点に広げ試合を決定付けた。3点を追いかける東海大相模もその裏に2死1,3塁とチャンスを作るも最後は4番角君がライトフライに倒れ慶応義塾が延長13回に及ぶ激闘を制し、46年ぶり17回目の優勝を果たした。
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