試合レポート

東海大高輪台vs国士舘

2008.07.24

2008年07月25日神宮球場　準決勝

東海大高輪台vs国士舘

2008年夏の大会　第90回全国高等学校野球選手権記念大会　準決勝

高橋君(東海大高輪台)

東海大高輪台、土壇場で大逆転！！

準決勝の第２試合は国士舘―東海大高輪台。国士舘のエース丸山君、東海大高輪台のエース高橋(雄)君とも好投手同士の投げ合いになるため、白熱した試合が予想される。

初回、国士舘は東海大高輪台の高橋(雄)君の不安定な立ち上がりを攻める。２アウトから、３番金丸君が２ベースヒットで出塁する。４，５番が連続フォアボールで出塁し、満塁の場面で６番北川君がセンターへ弾き返し、国士舘がまず２点を先制する。

反撃したい東海大高輪台は１回裏、先頭の昆野君が出塁し１アウト２塁のチャンスを作るも、後が続かず無得点に終わる。国士舘は２回表にヒットとエラーをからめて１アウト満塁のチャンスをつかむも、東海大高輪台の高橋(雄)君の粘りのピッチングの前に無得点に抑えられる。

試合が再び動いたのが６回表。好投する国士舘のエース丸山君を援護したい打線は、先頭の丸山君が自ら出塁すると、１番の福田君はライト横を抜く３ベースヒットで１点を追加。さらにこのあと１点を加えた国士舘は４－０と追う東海大高輪台を突き放す。

丸山君(国士舘)

５回まで国士舘の丸山君に１安打に抑えられていた東海大高輪台は６回裏、３者連続四球でノーアウト満塁のチャンスをつかむ。ここで４番の高橋(政)はセンターへ打ち返すタイムリーヒットで１点を返す。さらに、５番田中君がライトへ犠牲打を放ち、４－２と追い上げる。

そして、迎えた８回裏、東海大高輪台は３つのフォアボールで２アウト満塁のチャンスを得る。ここで、７番森君がライト前へヒットを放ち、１点差とする。国士舘はここで丸山君を後退させる。ところが２番手の高柳君に代わっても、流れは変わらない。８番の坂本君がラッキーな内安打で、ついに東海大高輪台が同点に追いつく。さらに、９番北郷君は落ち着いてフォアボールを選び、押し出し。東海大高輪台は土壇場の８回裏についに逆転。応援スタンドは大いに盛り上がる。

東海大高輪台のエース高橋(雄)君は序盤に苦しみながらも、徐々に落ち着きを取り戻す。９回も一人で投げ切って、強豪国士舘を抑えた。

試合は５－４で東海大高輪台が接戦をものにした。東海大高輪台はノーシードからの決勝進出。決勝では同じくノーシードから勝ち上がった関東一と対戦する。いよいよ甲子園をめざす激しい戦いも残りは１試合だけとなった。

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