試合レポート

横浜vs藤沢西

2008.07.23

2008年07月24日横浜スタジアム　準決勝

横浜vs藤沢西

2008年夏の大会　第90回全国高等学校野球選手権記念大会　準々決勝

セカンド松本君(横浜高校)

横浜高校、藤沢西を下し２年ぶり決勝進出

藤沢西の先発投手岡部君の初球は、倉本君へのデッドボールで幕を開けた。これで岡部君は動揺したのか、2番大石君の打席で、痛恨のボークを犯してしまう。犠打の後、３番松本君の内野ゴロの間に、横浜が１点を先制する。そして４番小川(健)には四球を与え、セカンドへの盗塁も許してしまう。５番岩間君の内野ゴロを送球ミスし、その隙にランナー生還。

横浜は藤沢西の守備の乱れを巧みに漬け込み、初回２点を先制した。（２－０）

更に3回、横浜の攻撃は、1番から始まる好打順から。先頭倉本君は四球を選び、３番松本君がライト線へツーベースヒットを飛ばす。４番小川(健)君が犠牲フライを放ち、１点を追加する。その後、６番筒香君のセンター前ヒットでさらに１点を追加する。（４－０）

４回にも横浜は、３番松本君のタイムリースリーベースなどで３点を追加する。（７－０）　そして５回には、相手のワイルドピッチや倉本君のセンター前ヒットで更に２点を追加した。（９－０）

先発した土屋君１（横浜）

５回終了時点で、９点差！横浜の一方的な試合展開で、横浜のコールド勝ちが誰もが脳裏に過ぎった6回、藤沢西の反撃が始まった。

1番湯川君が快足を飛ばし、内野安打をもぎ取る。２番藤井君もエラーで出塁し、３番町田君は四球を選び、無死満塁と絶好のチャンスが訪れる。　ここでバッターに４番吉田君。吉田君の打球はライナーでセカンドを襲う。しかし、惜しくもボールはセカンドのグローブに吸い込まれた。飛び出したセカンドランナーが帰還できず、ダブルプレイで二死になる。四球を挟み、二死満塁と、まだまだチャンスは続く。６番岡部君が右中間を深々と破るタイムリーヒットを放つ。果敢に３塁を狙った岡部君は３塁でタッチアウトになる。最後まであきらめない姿勢が生み出した値千金のヒットだった。（９－３）

その後は、両校ともに追加点を許さず、試合はそのまま９対３で横浜が勝利し２年ぶり決勝へと駒を進めた。

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