試合レポート

堀越vs日大鶴ヶ丘

2008.07.21

2008年07月22日神宮第二球場　準々決勝

堀越vs日大鶴ヶ丘

2008年夏の大会　第90回全国高等学校野球選手権記念大会　準々決勝

逆転に沸く日大鶴ヶ丘

日大鶴ヶ丘、8回裏の集中打で逆転勝利！！

いよいよ西東京大会もベスト８が出揃った。２２日(火)、神宮第二球場では堀越―日大鶴ヶ丘の一戦が行われた。両チーム順調に勝ち上がってきたシード校同士の対戦になるため、緊迫した試合になる事は必至だ。

序盤は日大鶴ヶ丘の山地君と堀越の坂口君の投げ合いになる。両者ともうまく打たせてとるピッチングで凡打の山を築き、３回まで０－０と順調な立ち上がりを見せる。

先制したのは堀越。４回表１アウトから８番曽根原君が２ベースヒットを放つと、１番日置君がライト前へ抜ける先制タイムリーヒット。堀越がまず１点を先制する。しかし日大鶴ヶ丘も、その裏の４回裏に２アウトから４番の小野君がソロＨＲを放ち、すぐさま同点とする。更に日大鶴ヶ丘は次の５回裏に、２アウト１，２塁のチャンスで２番坂村君がセンターへ弾き返し、ついに２－１と勝ち越しに成功する。

６回まで１失点と順調なピッチングを見せていた日大鶴ヶ丘)のエース山地君だが、７回表に堀越の打線が牙をむき始める。２番の鈴木君が死球で出塁すると、３番谷君がサード横を抜く２ベースヒットで１アウト２，３塁のチャンスを作る。ここで打席には畑野君。堀越の応援スタンドの声援に応えるべく振り抜いた打球は高く舞い上がり、レフトスタンドへ突き刺さる。堀越が土壇場に４番の３ランＨＲで４－２と逆転に成功する。

坂口君(堀越)

後がない日大鶴ヶ丘は８回裏、堀越の２番手梅嶋君から３番の内ノ倉君がソロＨＲを放つ。そして続くのは今日１ＨＲを放っている４番小野君。変わったばかりの堀越・小熊君からこれまたスタンドに消える快心の一撃でついに同点とする。なおも、１アウト１塁から７番立原君が右中間を抜くタイムリー２ベースで日大鶴ヶ丘が１点を勝ち越す。日大鶴ヶ丘の応援スタンドのボルテージはこの日最高潮に達する。さらに、犠牲打で１点を加えた日大鶴ヶ丘は６－４で最終回の守備にまわる。

日大鶴ヶ丘の山地君は最終回も苦しいピッチングをしいられる。堀越の４番畑野君にこの日４安打目となるヒットで１点を奪われる。なおも、２アウトランナー２塁のピンチを招くも、最後のバッターをゴロに打ち取り、９回を投げ切った。

試合は６－５で日大鶴ヶ丘が劇的な逆転で勝利を収めた。堀越は４番の畑野君が４安打４打点と大暴れもあと一歩届かず、ベスト８で姿を消した。日大鶴ヶ丘は２年ぶりの準決勝進出でさらに甲子園を狙う。

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