日体荏原vs都小山台
2008年07月21日 神宮第二球場 ５回戦
日体荏原vs都小山台
2008年夏の大会 第90回全国高等学校野球選手権記念大会 ５回戦
小島君(日体荏原)
日体荏原が都小山台を振り切りベスト８に進出！！
取られたら、取り返せ。この単純だが難しいことを日体荏原は、やりきった。本日、神宮第二球場の二試合目となる試合は、満員で、両校の熱気ある応援で、パワーみなぎるものであった。この両校の応援のように、魅力的な、点の取り合いで、試合は進められた。2回の表、日体荏原の先発10番冨屋君が、小山台の打線に捕まる。この打席先頭の4番小保方君が、センターにヒットを放つと、7番會原君もセンター返しを放ち、1点先制する。
対する日体荏原も反撃に出る。4番佐野君がデッドボールで出塁すると、そのまま先発山川君の制球は定まらず、6番7番8番に対し、ヒット、フォアボールと、2回で降板する。代わって入った20番石井君も、このピンチを立て直すまで少し時間が掛かり、この回4失点の１－４と、立ち上がりから苦しむ。
3回にも小山台は、9番北條君がヒットで出塁すると、1番2番はアウトになりつつも、3番高山君が、ライトへヒットを打ち、2－4と点差を縮めた。
だが、この回の裏にも、日体荏原に1点追加され、２－５と点差は、縮まらない。
山川君(小山台)
6回の表にも小山台は、日体荏原のエース本田君を捕え、4番小保方君のフォアボール、6番馬庭君の2塁打で１点をかえし、３－５と点差を縮める。しかし、またも日体荏原が、２番小島君、３番櫛田君の連続2塁打で、１点を追加し３－６と点差を戻す。
そんな小山台であったが、8回の表、4番小保方君が、2塁打で得点圏に進塁すると、5番馬庭君が、2ランホームランを放ち、ついに５－６の一点差に縮めた。８回は三人でしっかりと締め、９回の攻撃につなげたい小山台。
しかし、日体荏原は、2番小島君が、フォアボールで出塁すると、日体荏原、この試合5度目の送りバントを確実に成功させ、4番佐野君に打席が回る。このチャンスに、佐野君は、特大の2ランホームランを放ち、５－８と、再び流れを引き寄せた。
９回は本田君が気合いの投球で小山台の反撃を抑え、８対５で日体荏原が勝利した。
この試合、日体荏原の決して、点差を縮めさせない攻撃に驚き、感心した内容であった。逆に、取った後の守りで必ず失点した都小山台は中々、試合の流れを呼び寄せることができなかった。
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| 小山台 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 5 | ||||||
| 日体荏原 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | × | 8 |
小山台 山川、高辻、高山、小林 – 會原 日体荏原 冨谷、小澤、本田 – 小布施
