成城学園vs京華商業
2008年07月12日 神宮第二球場 2回戦
成城学園vs京華商業
2008年夏の大会 第90回全国高等学校野球選手権記念大会 2回戦
完投した田原君(成城学園）
京華商業、追い上げ及ばず、成城学園が３回戦進出
試合が動いたのは２回表、ワンアウトから６番鈴木君が左中間を破るツーベースヒットで出塁すると、京華商業のエース山崎君が突如、請求を乱す。つづく７番宇野君に四球、８番田原君がバントで送り、２アウト２，３塁にすると９番青柳君にも四球で満塁に。
そして１番金坂君もきっちりと四球を選び、押出しで１点を先制する。嫌な形で先制された京華商業。成城学園はなおも２アウト満塁のチャンスにバッターは２番竹越君。
ここで竹越君の放った打球はなんと左中間を超えスタンドへ。成城学園は竹越君の満塁ホームランでこの回、５点のビックイニングを作った。対する京華商業も３回表、４番前田君のレフトへの犠牲フライで１点を返す。
その後、４回裏には成城学園も１点を加え、６対１で迎えた５回表、試合の流れを大きく左右するプレーがでた。 京華商業は２本の安打と敵失で１アウト満塁のチャンスに打者は４番前田君。前田君の放った打球は綺麗な放物線を描き、レフトスタンドへ…と思いきや、ホームランの判定がでず、シングルヒットに。京華商業ベンチはたまらず、講義をするものの、受け入れられず、シングルヒットで試合再開。
高石君(京華商業)
京華商業も集中力を切らさず、攻撃をしたものの、この回、３点を返すに留まった。この判定がどのような影響を及ぼすのか？
その後、成城学園は京華商業２番手の八嶋君の前に得点できず、一方京華商業もヒットこそ出るものの、後１本がでずに残塁を重ねて行き、試合は膠着状態に。
そして６対４で迎えた最終回９回表、京華商業はこの回先頭前田君、続く長谷川君が四球を選び、ノーアウト１，２塁のチャンスをつくる。続く打者は倒れる１アウト１，２塁に。
ここで京華商業はここまで好投の八嶋君に変え、代打柳川君を送る。その柳川君が見事センターにはじき返し、前田君が返り、ついに１点差につめよる。
なおもランナー１，２塁で打者は打者８番栫君。ここはスイングアウトの三振。ところが捕手がボールを横にそらしている間に打者は振り逃げできると勘違いし、ファーストへ走る。ファーストランナーはそれをみて飛び足し、捕手からの送球によりタッチアウト。なんともあっけないダブルプレーで、成城学園が勝利を掴んだ。
京華商業は成城学園の倍の１４安打をはなちながらも３回の犠打機会にすべて失敗。ランナーのボーンヘッドなど、細かいプレーができず、また疑惑の判定も重なり、流れを最後まで引き寄せる事ができずに終わってしまった。
一方、成城学園はヒットこそ７本だが、４回の犠打機会をしっかり決め、タイムリーもでるなど効率的な攻撃を見せた。１点差の勝利を見ると結果的に疑惑の判定を味方につけた形に。野球は流れのスポーツだと露骨に感じられる一戦であった。
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投稿者：宮坂由香様（HP)
当ページに掲載した一部の【投稿写真】は、宮坂由香様にご提供していだきました。
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| 京華商業 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | ||||||
| 成城学園 | 0 | 5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 6 |
京華商業 山崎、八嶋 – 栫 成城学園 田原 – 坂本
