都豊多摩vs都多摩工業
![](/images/report/tokyo/20080705002/photo01.jpg)
島田君(多摩工高校)
今年もいよいよ熱い夏がやってきました!!
今年は第90回の記念大会。
東京のオープニングゲームは西東京の都豊多摩と都多摩工業の試合でスタート。
大観衆に囲まれ、開会式の余韻も覚めやらぬ中、両校ともさすがに緊張しているのか、シートノックから硬さが目立ちましたが、意外にも試合の序盤は投手戦で始った。
豊多摩高校・先発福嶌君はランナーこそ出すものの要所を締めるピッチング。一方、多摩工業の先発島田君も3回までヒット1本、5奪三振と最高の滑り出しを見せる。
試合が動いたのは4回表・都多摩工業の攻撃。1アウトランナー無しから4番大蔵君が三遊間を抜けるヒットで出塁すると、続く5番今津君のタイムリーツーベースで1点を先制。更に6番尾島君もタイムリーツーベースで続き、2点目をあげる。その後、敵失も絡み、4回表・多摩工業は3点を先制する。
ところが豊多摩高校も5回裏、ついに多摩工業エース尾島君を捕らえた。
![豊多摩与島君](/images/report/tokyo/20080705002/photo02.jpg)
与島君(豊多摩高校)
ここまで中々、尾島君に的を絞らせてもらえなかったが四球・敵失で2アウト満塁のチャンスをもらうと三番坂井君の走者一掃のタイムリーツーベースで同点に。更に続く4番吉田君のライト前ヒットで逆転に成功。更にヒットと敵失でこの回打者11人・7点の猛攻を見せその差を一気に4点と広げた。
このビックイニングで試合の流れは大きく豊多摩高校へ傾く。
豊多摩高校は6回裏にも3番坂井君4番吉田君の連続タイムリーで2点を追加し、9対3と点差を広げる。そしてエース福嶌君も尻上がりに調子を上げ、5回以降、多摩工業をノーヒットに抑えるピッチング。投打がかみ合ってきた豊多摩高校は8回裏にも、2アウトランナー無しから振り逃げでもらったランナーを4番吉田君がこの日3本目のタイムリーを放ち10点目をあげ、10対3(8回コールド)で開幕戦をかざり2回戦に進出した。
一方、負けた多摩工業はエース島田君が毎回の11奪三振を奪う力投を見せていただけに、要所でのエラーが響いた形に。多摩工業は新チームに向けて明確な課題が残る試合になった。
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