帝京vs日大三
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春季大会を制した帝京高校
7回裏、帝京高校、逆転成功! 優勝!!
4月27日(日)昨日とは変わって、試合日和の天候。暖かな天気のもと試合は、スタートされた。今カードも、沢山のお客さんで、賑わいを見せており、まさに決勝戦という雰囲気を醸し出していた。
対戦カードは、昨日、万全な勝利で決勝に上がってきた、帝京高校VS昨日、雨の中での大逆転劇を飾って、決勝へ駒を進めてきた、日大三高といったものになった。
序盤から点数は、なかなか動かず、さすが決勝戦といった緊迫した試合展開。
試合は、予想に反する豪快な一撃で動いた。3回表、この回先頭の7番中島君の打った打球は、大きな一打となる。打球は、ぐんぐん伸びスタンドに入り、先制HRとなる。これまで日大三高ナインは、相手ピッチャー米持君に、ノーヒットで抑えられていただけに、とてもうれしい一打、思いもよらない先制点となった。
対する帝京は、相手ピッチャー江崎君をなかなか攻略することが出来ず、苦しんでいた。6回裏には、1番杉谷君が、センター前のヒットで流れを掴み、3番高島君フォアボール、4番鎌田君も、ワイルドピッチ、フォアボールが続き、1アウト満塁のチャンスとなった。だが、5番長瀬君、6番平原君と後続が続かず、この好機を活かすことが出来ない。
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2点目のホームを踏む岡君(日大三)
行き詰ってしまっていた試合状況の7回表に、5番岡君が二塁打で、塁に出ると、たまらず帝京ベンチは、エース高島君をピッチャーに。しかし、続く6番田代君に、右中間に二塁打を放たれてしまい、2-0とさらにリードを奪われてしまう。
ここまで2安打と、チャンスらしいチャンスを作れなかった帝京だが、7回の裏、試合が急転する。7番矢島君が、フォアボールで出塁すると、8番岡部君もセーフティーバントで出塁。ノーアウト1,2塁とした。さらに、9番畑辺君も相手のフィルダーチョイスを誘い、ノーアウト満塁とした。今までにないビックチャンスに、1番キャプテン杉谷君。このチャンスに杉谷君は、センター前ヒットを放ち、これが2点タイムリーヒットとなり同点とする。
更に帝京は8回裏にも、6番平原君が、敵失で出塁し、7番矢島君は、バントで1アウト2塁とし、相手のワイルドピッチで、1アウト三塁のチャンスを作る。そして、ここで途中交代で出場していた、岡部君がスクイズを見事に決め、3-2と勝ち越しに成功。結果としてこれが決勝点になり、土壇場で逆転に成功した帝京高校が春の東京を制した。
今回の決勝戦は、お互いにヒット数が少なく、かなり緊迫した試合展開であった。集中、緊張の為による力みが見えた。
この両校が、東京代表として関東大会で、どれだけ飛躍出来るのか、今後とも期待したい限りである。
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