試合レポート

帝京vs専修大付属

2008.04.18

2008年04月19日 神宮第二球場 第2試合

帝京vs専修大付属

2008年春の大会 春季大会 本大会 準々決勝

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完投した米持君(帝京

苦しみながらも帝京高校ベスト4進出!!

本日第二試合は、今大会優勝候補、帝京vsここまで絶好調。エース森君を中心とした全員野球の専大付の対戦カードとなった。

帝京打線は森君相手にフライアウトを重ね、専大付打線も3,4回制球の定まらない米持君からランナーは出すもののバント失敗を重ねるなど、両校とも得点ができずに中盤へ。

試合が動いたのは4回表、帝京高校の攻撃。2番高津君が、レフトへ2塁打を放つと、続く3番高島君は、バントで3塁へと進塁させ、1アウト3塁とする。そして続くバッター鎌田君は、ライトへ犠牲フライを放ち、欲しかった1点を先制した。

均衡を破った帝京高校は更に、5番長瀬君がセンターの頭上を越す2塁打を放ち出塁すると、6番平原君もセンターへ痛烈なヒットを放った。もう一点追加と長瀬君がホームへ懸命にランニングしたのだが、ここはセンター田口君の好返球もあり、タッチアウトに終わりこの回得点は1点に留まった。

試合はこの回以降、帝京打線は森君の前にフライアウトを重ね、専大付打線は立ち直りを見せてきた米持君の前にチャンスらしいチャンスを作れず、1対0のまま終盤へ。

レフト山上君(専大付

8回表、帝京高校は、待望の追加点1点をあげ2-0とリードを広げる。

試合が大きく動いたのは2対0で迎えた8回裏の専大附の攻撃。
残り2イニング。専大附はここで、ここまで帝京打線を2失点と、好投してきた森君に代打をおくる。結局、この回、専大附は無得点に終わったが、これで試合の流れは大きく変わった。

9回表、帝京打線はこれまで打ちあぐねた森君にかわった大内田君からチャンスを作り、鎌田君のタイムリーなど、9回表、一挙5点のビックイニングを作る。

専大附属は9回裏、意地の1点を返したが、7-1と大差による敗戦になってしまった。

最後は自力に勝る帝京高校が押出した形になった、8回裏、森君を代えていなかったら、どうなっていたのだろう??

エースを変え、逆転を狙いに行く。その代わり9回の失点リスクは増す。もしくは9回に上位打線から得点を狙いに行く。9回の失点リスクを少なくする。攻撃における攻めの姿勢をとるか、守りにおける攻めをとるか。

結果論なのでどちらがいいかなどナンセンス。采配の醍醐味を感じる、そのくらい競った好ゲームであった。


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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