意識して摂ろう!高校球児に不足しがちな栄養素って分かりますか?

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2017.03.03

高校野球選手に不足しがちな栄養素は?

毎食1~2皿の小鉢をそろえて野菜を食べることができると理想的

 身体を大きくするためにはタンパク質を始めとする栄養素をバランス良くとることが不可欠です。タンパク質は肉、魚、卵、豆類、乳製品などに多く含まれますが、ジュニア期の男子アスリートは「焼き肉」「すき焼き」「しゃぶしゃぶ」など肉料理を好む人が多いことも特徴的です。

 一方で男子アスリートに不足しがちな栄養素は何だかわかりますか?それは野菜や果物からとるビタミンやミネラル類であると言われています(女子アスリートの場合はカルシウムや鉄分が不足しやすい)。食事のメイン料理はしっかり食べても、付け合わせのキャベツを残してしまったり、小鉢やサラダなどの野菜類をあまり意識して食べなかったり。食事後のデザートなどで果物をとる機会も少ないかもしれませんね。

 こうした野菜不足を薄々感じているのからかもしれませんが、中には「意識して野菜ジュースを摂るようにしています」という選手もいます。野菜ジュースはビタミン、ミネラル類が豊富に含まれ、野菜の代わりとしてとっているという感覚かもしれません。ところが市販の野菜ジュースは「濃縮還元」されたものが大半を占めています。これは原材料を一度加熱し、水分を蒸発させて濃縮し、糖分や食品添加物などを加えて飲みやすく加工されているものです。野菜を加熱すると熱に弱い栄養成分、特にビタミンCなどは加工段階で失われてしまうため、後からビタミンC(主に酸化防止)を添加することもあります。野菜ジュースに含まれるビタミンCは野菜由来のものではなく、後から添加されたものである場合が多いのです。

 1日に必要な野菜の量は1日350g程度といわれていますが、これは小鉢5~6皿分に相当し、毎日必要量を摂取することはむずかしいかもしれません。野菜不足を補うために野菜ジュースをとる場合は、1本で小鉢半分程度と考え、野菜ジュースだけではなく1食につき最低小鉢1皿分の野菜はとるように心がけましょう。また野菜ジュースといえども飲みやすさを考慮して糖分が含まれているので、あくまでも食事の補助食品であることを理解しておきましょう。

文:西村 典子
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