山岡泰輔(東京ガス)、オリックスと仮契約!高校時代のライバル・田口麗斗(巨人)との投げ合いは実現するか?
オリックスと仮契約を結んだ山岡泰輔投手
山岡泰輔(東京ガス)、オリックスと仮契約!高校時代のライバル・田口麗斗(巨人)との投げ合いは実現するか?
今秋のドラフト会議でオリックスからドラフト1位で指名を受けた東京ガスの山岡泰輔投手がオリックスと仮契約を結んだ。 瀬戸内高校時代から注目されてきた速球派右腕だった山岡。3年前の2013年。現在、巨人で活躍する田口麗斗(広島新庄)とともに広島県内を代表する投手として注目され、ともに良きライバルであった。
2人が最後に対決したのが第95回広島大会決勝だ。2人は自分の持ち味を引き出し、快投。試合は9回どころか、延長15回でも決着がつかず「0対0」、広島県史上初の決勝戦再試合となった。決勝戦でも投手戦となり、投手戦を制したのは山岡だった。自身初の甲子園出場を果たした。
迎えた甲子園では、明徳義塾戦で2失点の力投。完成度の高いフォームから繰り出す140キロ台の速球、多彩な変化球をコントロール良く投げ込む姿は多くのNPBスカウトが評価した。その後、U-18代表入りを果たし、リリーフでも好投を見せたが、同じく代表入りした松井 裕樹のボールを目の当たりにして、社会人入りを決意する。
東京ガス入り後、3年連続で国際大会に出場。U-18代表、U-21代表、社会人代表と3カテゴリで侍ジャパン入りし、名実ともに社会人を代表する右腕へ成長した。プロ入りへの夢は強く、取材では、「同じように体が小さいことを気にしている中高生にも夢を与えられるように頑張りたいです。もし、プロに入ることができたら、先発、中継ぎ、抑え、どの役目を与えられるかは分かりませんが、1年目からチームに必要とされる選手になれるように活躍したいです」と意気込みを語っていた山岡。
一方、ライバルの田口は、プロ3年目となる今年、10勝10敗の好成績を残し、5000万で契約更改。プロの先輩として実績を残している。山岡も負けるわけにはいかない。2人の投げ合いが実現するとなれば、交流戦だろう。2人とも開幕から好投を続け、広島大会決勝以来となる直接対決を実現させることができるかに注目だ。