【春季奈良県大会】期待の1年生も登板!智辯学園が5回コールド勝ち!
北村雅樹(智辯学園)
【トーナメント表】春季奈良県大会 結果一覧
<春季奈良県高校野球大会:智辯学園13-0西和清陵>◇25日◇2回戦◇佐藤薬品スタジアム
継続試合となった一戦は智辯学園が5回コールド勝ちを収めた。
21日に行われた試合は3回を終えて、9対0と智辯学園がリードしたところで雨が強くなったために中断。最終的に継続試合という判断が下された。
中3日で行われることになった継続試合はならっきー球場から佐藤薬品スタジアムに球場が変更。この日は快晴に恵まれ、4回表から試合がスタートした。
「日にちが空いたので、調整が難しかったです」と智辯学園の知花 琉綺亜主将(3年)は初めての継続試合に戸惑いがあったことを明かす。その中で「(4回表が)初回やと思ってやろう」と選手たちに声をかけ、油断することなく練習を行ってきた。
智辯学園は先発の北村 雅樹(3年)が続投。先頭打者にいきなり安打を浴びて一死二塁のピンチを招いたが、後続を打ち取って、得点は許さなかった。
打線はその裏、知花の適時打などで4点を追加。5回表は1年生の髙井 周平が三者凡退に仕留めて、試合を締めた。
継続試合に要した時間はわずか26分。智辯学園が速攻でリードを広げて、あっさりと試合を終わらせた。
「気持ちを切らさず、3日間やったので、良かったと思います」と評価した小坂将商監督。イレギュラーな状況でも変わらぬ強さを見せつけたのは流石と言って良いだろう。
1年生は髙井に加えて、水口 亮明を代打で起用。三振に終わったが、その後は三塁の守備につき、新たな学びを得た。「まだまだこれから経験を積んでくれたら」と小坂監督は今後の成長に期待を寄せる。新戦力も加わり、競争は激しさを増しそうだ。
現在のチーム状況について、「投手陣が秋と比べて成長していると思う」と語る知花。この日に登板した北村と髙井に加え、昨夏の甲子園を経験している青山 輝市(3年)、田中 謙心(2年)、 楢林 勇生(2年)、昨秋に結果を残した左腕の田近 楓雅(3年)と投手陣の層はかなり厚い。
「このメンバーだったら、やることをやったら優勝できると思うので、一戦必勝で先を見ずにやっていきたいです」と意気込む知花。昨夏の甲子園出場校は今年も充実した戦力を誇っている。
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