
加賀学(北村山)
少人数ながら春夏秋でベスト8入り
春夏とベスト8の北村山が終盤に集中打を見せた。
初回に2死から6番・八代啓夢(2年)のライト前タイムリーで2点を先制。5回に4連打で同点に追いつかれたが、7、8回に3点ずつを奪い、9回には暴投で1点を加えた。
北村山は14人で夏を戦った。3人の3年生が引退し、部員は11人に。1年生1人が加わり、新チームは12人で始まった。
少人数ゆえ、「けが人が出たりして、没収試合になるのを避けたかった」と石井貴之監督はスキー部の1年生部員を6人借りた。総勢18人になり、最北地区を1位で通過。スキー部員が試合に出ることはないが、バット引きやグラブ渡しなどでレギュラー選手をサポート。
県大会では1勝し、8強入り。3回戦の酒田南戦で敗れはしたが、少人数でも結果を出せることを証明した。
春夏秋の全てでベスト8。来年は部員不足を解消し、8強の壁を破ることができるか――。可能性を秘めた北村山、今後が楽しみなチームだ。
(文=高橋 昌江)