浅賀 雅人選手 (日大山形)
寸評
2016年度の山形県を代表する好打者1人。右、左に広角に打ち分ける打撃がウリの選手だが、今回は台湾選抜の模様からその打撃を注目してみた。 （打撃） まだ慣れていない木製バットだが、今後、大学、社会人で続ける可能性を十分に持った選手なので、木製バットを使って、どれくらい打てたのかを理解できてよかった。 構えを見るとオープンスタンスで構え、グリップを高く持って構える姿には力みがなく、バランスが取れた構えといえる。投手の足が下りたところから始動を仕掛けていき、小さく足を上げて真っ直ぐ踏み込んで打ちに行く。スイングの軌道を弧を描くように捉えるが、まだそこにスイングの強さがなく、木製バットの対応に苦労していう感じであった。が、だんだん慣れてきたのか、速球に対して、流し返して安打にできるようになり、さすがのバットコントロールを見せていた。 （守備） レフトの守備では定位置の打球しかなかったため、守備力を測ることは難しかったが、落下地点まで慌てることなく入ることができていた。
更新日時：2016.01.01
将来の可能性
金属バットを使っていた時、右、左に打ち分ける打撃を見ていたので、やはり木製を使うと、多少苦しんでいた感はあるが、これを機に自慢の打撃に磨きがかかるか。最後の夏では攻守ともにハツラツとした姿を見せていきたい。
更新日時：2016.01.01