武藤 翔輝選手 (名古屋工科)
短評
全国制覇を狙える戦力を有した中京大中京相手に堂々のピッチングを見せたのが武藤である。 長身から繰り出す角度ある直球だけではなく、タイミングをずらそうと間合いを変えるなど頭脳的な投球も光った。そんな武藤を紹介したい。 走者がいなくてもセットポジションから始動し、左足を 高々と上げていきながら、ステップ幅が狭い踏み出しから、一気に振り出して投げるオーバーハンド。なかなか腕が出てこないので、打ちにくさがある。 指がかかったときは135キロ前後は出ていそうな勢いのあるストレートを投げており、空振りを奪ったり、つまらせる場面もあった。 他ではスライダー、カーブなどを投げ分けたり、クイックモーションを入れたりするなど、なかなか器用な投球ができていた。 178センチ以上に見える手足の長さ、細身の体型を考えると、大学ではしっかりと体作り、メカニックにこだわっていけば、145キロ~150キロは目指せるポテンシャルは持った逸材ではないだろうか。 惜しくもコールド負けに終わったが、目についた方も多いはず。高校野球が終わっても上達のための練習に取り組んでほしい。次のステージでは強豪校出身の打者をねじ伏せられる本格派右腕になる可能性は秘めている。
更新日時:2020.07.04
くり
2024-03-18 at 9:36 AM
選抜頑張れ!!!!!!!