好投手擁する耐久がコールド勝ち



12奪三振無失点の好投を見せた冷水秀輔(耐久)

 昨秋8強の耐久貴志川相手にコールド勝ちを収めた。

 耐久の先発は主将も務めるエースの冷水 秀輔(3年)。これまでの最速を3キロ更新する最速138キロのストレートとカットボールのコンビネーションが冴え、三振の山を築く。

 打線は2回裏、無死一、三塁から7番・冷水のライトフライを相手が落球し、1点を先制。さらに9番・白井 元気(3年)の右前適時打と1番・石井秀佳(2年)の内野ゴロの間に追加点を挙げ、この回3点を奪う。

 さらに4回裏には貴志川の先発・裏田 悠(3年)のボークで1点を加えると、二死二塁から白井が2打席連続となる適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。

 貴志川は失点したイニング以外は裏田が緩い変化球を織り交ぜながら丁寧な投球を見せるが、打線が冷水を捉えることができず、流れを掴むことができない。

 すると8回裏、一死二塁から冷水がライトに適時三塁打を放つと、続く途中出場の硲田 陽向(3年)の打球が三塁手のグラブを弾く安打となり、冷水が生還。7点差となり、耐久がコールド勝ちを決めた。

 この試合で光ったのが冷水の投球だ。8回を投げて、5安打、無四球、12奪三振で無失点と素晴らしい結果を残した。「変化球でストライクが取れて、テンポの良いピッチングができました。いつもよりストレートが指にかかっていて、質が良かったと思います」と自らの投球を振り返った冷水。それでも井原正善監督は「初戦の硬さがあった」と話しており、今後の試合では140キロ超えも期待できそうだ。

 21世紀枠の県推薦校にも選ばれ、チームとしても勢いに乗っている耐久。好投手擁する県立校の躍進に期待だ

(取材=馬場 遼)