長瀬 大来選手

長瀬 大来

球歴:

ポジション:遊擊手

身長:188.0 cm

体重:83.0 kg

ボールスピード:140 km/h

学年:卒業

寸評

言わずと知れた興南の核弾頭として活躍し、春夏通算23安打を放ちチームを優勝まで導きました。小柄ですが、対応力の高さを活かし広角に打ち分け非常に穴が少ない選手です。 (フォーム) 指二本分くらいバットを短めにもち、グリップの位置は耳の辺りにし、バットを縦に立たせ軽く予め捕手寄りに引いて構えます。 気持ち分オープンに開いたスタンスで、腰をやや深めに落とし、膝も曲げて構えます。体には無駄な力を入っているようには感じません。 バットを揺らし踵を踏みながらリズムをとり、投手が足を下ろす直前に始動して足を軽く回しこみながら上げて、クローズ気味に踏み込み振ってきます。 スイングはコンパクトながら非常に鋭いスイングをしてきます。ただ、フォロースルーはそれほど深くは無いです。 踏み込んだ足もとも崩れてはおらず、つま先の開きも押さえられているので膝も開かないですし、腰の開きも抑えることができております。 足を回しこむものの、頭の位置はあまり動きません。それでいて最後までボールを見ることができているのも良いところだと思います。 股関節や膝を柔軟に使えるので大きく体勢を崩されませんし、たとえ崩されたとしても体を残せているので対応していくことが可能な選手です。 ヘッドスピードも鋭く、肘も畳んで対応できるので内も捌ける選手です。 高校段階の打撃としては非常に完成されていてレベルが高いなと感じます。 特にこれといった課題はないかなと思います。 2年から大きく伸びましたし、実戦力にも長けており個人的には興南の打者の中で一番だと思います。 (打撃面) 基本的には一番打者らしく球を見極め、センターから逆方向を常に意識して打席で構えていると思います。 選球眼がいいので甘いコースは逃しませんし、高めのボールかなと思ってもコースが甘いと積極的に振ってきます。かといってブンブン振るだけではなく、じっくり見て四球を選ぶこともできるなど、状況に応じて柔軟にプレイすることが可能な選手なので相手バッテリーからすると非常に嫌らしい打者でしょう。 一番らしく塁に出てチャンスメークしたりきっちりと後続に繋げたりしますし、それでいて勝負強さも備えているので打者としてはかなり完成されている印象です。そういったところが各大会で安定して力を発揮できている理由ではないでしょうか。 (守備・走塁面) 守備に関しては反応も良く、足運び・グラブ捌きも安定していますし高いものがあると感じます。肩に関してはそれほど強くないですが、球際には強いのでこれからも二塁手を任せられる選手でしょう。 足も速く盗塁なども仕掛けることができる選手ですがまだウリにしているとはいえないので、自信の武器にして欲しいなと思います。走塁は非常に上手い選手ですね。
更新日時:2011.02.11

将来の可能性

小柄で、選手として高校段階ではかなり完成度が高い選手だと思います。 そのためポテンシャルとしての高さを感じさせないものの、これからも野球を続けていける選手ですし、更に総合力を引き上げて実戦力も高めていくとその先も見えてくる選手ではないかと感じます。 大学では野球を続けないとも言われておりますが、是非続けて欲しいですね!活躍を期待しています。
更新日時:2011.02.11

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