前川 竜我選手

前川 竜我

球歴:

ポジション:遊擊手

身長:165.0 cm

体重:60.0 kg

学年:卒業

寸評

赤松茂樹。小柄だが、がっしりした体格から力強い速球を投げ込む本格派だ。初戦の前橋商戦に7回途中から登板。(10/08/08 甲子園大会)味方のエラーにより1点を失ったものの、速球は最速140キロを計測した。来年の愛媛県を代表する本格派右腕になり得るであろう好投手を取り上げたい。 右オーバーから投げ込む直球は常時135キロ~140キロを計測。ストレートの威力は中々なものがあり、キャッチャーミットに向かって突き刺さるストレートには重量感を感じる。変化球は120キロ前後のスライダー、125キロ前後の縦のスライダーを投げる。いずれも落差はあるが、コントロールはあまり良くなく、まだ決め球といえる代物ではなさそうに見えた。変化球のコントロールを磨くことが彼の投球の幅を広げることになるだろう。 右打者には外角中心にストレート、スライダー、縦のスライダーを投げ分ける配球。オーソドックスな配球だが、しっかりコントロールできているので、リスクは少ない投球ができている。 左打者にも外角中心の投球。こちらもきっちりとコントロールできているが、時折、インコースにズバッと突くことができている。膝元へスライダーが決められるようになると更に打たれにくくなるだろう。 投球フォームについて。ノーワインドアップから入り左足を高く上げていく。やや前屈みになって体勢が崩れることがあるので、気をつけていきたい。左足を二塁方向に送り込むことによって、お尻が一塁方向に落ちて、軸足に体重を乗せることができている。コンパクトにテークバックを取っていき、肘をしっかりトップを持っていくことが出来ている。グラブをやや三塁方向に伸ばすことによって壁を作り、体の開きを抑えようとしている。そこからリリースしていく。球持ちは良く、前で離すことができている。フィニッシュを見ていくとしっかり腕を振り切ることができており、体重移動もばっちり。実に土台が良いフォームをしており、下半身の力を伝えることができている。
更新日時:2010.08.19

将来の可能性

高校2年生の段階で140キロを投げられる馬力の良さは中々なもので、フォームの土台も良く、伸びしろを感じる。甲子園では変化球のコントロールに課題を残したが、それを解消しつつ、更にスピードが上がるようになると来年にはドラフト候補として注目される存在になるだろう。ぜひ来年には目覚しい成長を見せて欲しい。野球王国・愛媛の復権は彼の右腕にかかっている。
更新日時:2010.08.19

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