中川 圭太選手 (PL学園)

中川 圭太

球歴:PL学園

都道府県:大阪

ポジション:二塁手

投打:右 / 右

身長:180.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

寸評

 PL学園をまとめる主将。抜群のキャプテンシーで、夏準優勝に導いた実績は高く評価されるであろう。技術的には攻守ともにハイレベルな二塁手。決勝で敗れたとはいえ、次のステージでも活躍が期待できる選手ということでぜひ紹介したい選手だ。 (打撃)  スタンスはスクエアスタンス。グリップは肩の位置に置いて背筋を伸ばして構えている。背筋がしっかりと立った構えが出来ており、投手の足が下りたところから始動を仕掛けていき、左足をしっかりと上げていき、踏み込んで打ちにいく。間合いを測ることができており、速球、変化球にも対応できそうなタイミングの取り方であるが、決勝戦ではタイミングがうまくとれていなかったのか、こねる打球が多かった。  トップの動きを見ていくと捕手側方向へ引いていきながらしっかりとトップを形成することができている。振り出しは滑らかなスイングが出来ており、無駄がないスイング軌道。インパクトの際にしっかりと押し込んで、最後のフォロスルーで、腰が綺麗に回転して、終えることが出来ている。  無駄な動きが少なく、さらに間合いが取れてタイミングがしっかりと取れており、そして強い押し込みで、長打にすることが出来ており、打撃技術は高い選手といえるだろう。 (守備・走塁)  この選手の良さは、守備にある。フットワークが軽快で、センター寄りの打球に対して、しっかりと足を使いながら反応することが出来ており、球際が強く、非常にキレのある動きを見せる。守備範囲の広さはかなりのレベルにあるのではないだろうか。  三塁打のタイムは11秒50と基準の12秒29未満を大きく上回るタイムで、なかなかの俊足といえるだろう。
更新日時:2014.08.01

将来の可能性

 この2試合ではあまり当たりは少なかったとはいえ、過去の映像を見ると広角に打ち分けが出来ており、高度な打撃が出来る選手ではないだろうか。守備も安定しており、攻守ともにバランスが取れた選手で、東京六大学、東都などの中央球界での活躍も十分に期待が出来る選手ではないだろうか。木製バットの順応も早そうで、もし本気でプロ入りを狙いたいのであれば、下位指名でも行く覚悟があれば、それなりの実績を残せる技術的な完成度、体力は備わっている。  またこの選手は主将として常にチームのことを考えながら行動をしてきたと聞く。試合中でも、仲間に気を配りながらプレーしているのが伝わり、多くの選手が彼のことを信頼しているのが伺える。  実力、人間性ともに優れたプレーヤー。ぜひ上の世界でも、人を引っ張る存在となり、リーダーを任せるに相応しい選手に成長することを期待したい。
更新日時:2014.08.01

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