宮下 朝陽選手 (北海)

宮下 朝陽

球歴:北海

都道府県:北海道

ポジション:内野手

投打:右 / 右

身長:182.0 cm

体重:79.0 kg

学年:卒業

寸評

 今年の北海を代表する強打の遊撃手。昨秋の公式戦では3本塁打、19打点、打率.559と圧巻の成績を残している。  そんな宮下の打撃スタイルに迫っていくと、スクエアスタンスで構え、グリップを肩の位置に置いて、やや棒立ち気味に構えている。  振り幅が大きいスイング軌道で、ボールを巻き込んで引っ張る強打者。また外角球にはおっつけてボール球だと思っても、しっかりと拾って本塁打にするところは素晴らしいものがある。  ただドアスイング気味になりやすく、ステップも小さいので、上半身、下半身のリズムが取れないと、手打ちになって強い打球を打てない傾向がある。  最近は宮下のようなメカニズムでも高いステージでは重量感溢れる豪快なスイングフォームに変貌する可能性があり、打撃改造がうまくいけば、木製バットでも長打を量産できるタイプだ。    守備は深い位置からでも刺せる抜群の強肩は全国トップクラス。スピード感を求めるショートは増えてきているが、意外と弱い送球をする選手が多い。送球の球筋は高校生としては一級品で、三塁手として育てたい考える野球関係者もいてもおかしくない。塁間タイム4.4秒前後と脚力も悪くない。
更新日時:2021.03.09

将来の可能性

 いわゆるレベルスイングでボールをとらえる選手ではないので、不調時に見てしまうと、粗い印象を受けるが、それでも、好調時では力感あふれるスイングで強烈な打球を飛ばしている。独自のメカニズムの中で、結果を残せれば評価するスカウトはいそうだ。  打撃以上に魅力的なのは強肩を生かした遊撃守備。足さばき、フットワークなど改善の余地はあるが、 この力強いスローイングは他の遊撃手では投げられないほどの魅力がある。  甲子園では攻守ともに躍動した姿を見せることを期待したい。
更新日時:2021.03.09

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