小林 樹斗選手 (智辯和歌山)

小林 樹斗

球歴:智辯和歌山

都道府県:和歌山

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:181.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評


ドラフト4位とは思えないぐらいポテンシャルを持った投手といえば、智辯和歌山からドラフト4位で広島東洋カープ入りした小林 樹斗だろう。今、キャンプで152キロをマークし、評価急上昇中のようだ。  最速151キロの速球、140キロ近いカットボール、フォークボールで圧倒する速球派右腕だ。マウンドに上がるたびにワクワクさせられる。ぜひ大成功してほしいと思っている。そんな小林について迫っていきたい。  最後の夏の甲子園では、最速151キロ・平均球速146.86キロと高校生としてトップレベルの平均球速を出したように、そのストレートの勢いは別格のものがある。  そして小林のもう1つの武器は130キロ後半のカットボールだろう。膨らみが小さく、右打者の外角へしっかりと曲がるキレの良いスライダーとなっている。  さらには120キロ台のスライダー、130キロ台のスプリットも交える。  このスプリットがもう少し打者の近くで変化するようになれば、もっと三振を奪えるものになるのではないだろうか。  (投球フォーム) ランナーがいないところからでもセットポジションから始動する。左足を勢いよく上げていき、右足の膝を適度に伸ばしてバランス良くたつことが出来ている。  左足を遊撃方向へ伸ばしていきながら、重心を下げる時、小林も前田健太や徳山壮磨のような左足を「ル」の字のようなステップをして勢いを与え、右肘を折りたたむようなテークバックをして右肘を一気に上げ、リリースに入る。  小林のフォームを流しでみると、脱力感がありながら、体全体を効率よく使い、躍動感も伝わる。しっかりと速球を投げられる投球フォームとなっている。
更新日時:2021.02.11

将来の可能性

 ドラフト4位だが昨年の高校生投手ではフォーム、投手としてのセンス、球質は一番好みという方もいるのではないだろうか。個人的にはボールの質、ストレートの勢い、変化球の精度など総合力については、問高橋宏斗が一番だと思うが、小林もここ一番に決まるストレートの勢いは高橋に匹敵するほどで、フォームの一連の流れは高橋よりは好みである。  これほどの投手が4位まで残るのだから、昨年のドラフトは36人以内にどれだけ人材がいたのかが分かる。  実力や期待値としては例年の高卒ドラ1投手並に期待していいだろう。  高卒3年目以内には先発・中継ぎ、どちらか同じポジションで任されてもおかしくない。ぜひ大成をさせてほしい。
更新日時:2021.02.11

1 Comment

  1. 渡邉颯人

    2024-01-18 at 9:18 AM

    いとこの歩里です。いつでも応援してます。がんばれ颯人君

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