増居 翔太選手 (彦根東)

増居 翔太

球歴:彦根東

都道府県:滋賀

ポジション:投手

投打:左 / 左

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2018年4月1日)  彦根東の先発、増居 翔太(3年)が一世一代のピッチングを披露した。初戦で東邦を5対3で下した花巻東打線を9回までノーヒットノーランに沈黙させたのである。5回まで1人の走者も出さないパーフェクトな内容で、9回までは与四球4、奪三振14という内容。  パーフェクトだった5回までは技巧的だった。ストレートは最速でも130キロ台中盤がせいぜいで、パーフェクトにも関わらず3日前の慶應義塾戦の疲労残りがあるのかなと思った。ストレートの代わりによさが目立ったのが縦変化のカーブとスライダー。ともに〝真縦″と形容したいくらいの角度が魅力の球で、これらの球種でカウントを稼ぎ、勝負球はストレートという配球で三振を奪っていった。 ストレートが急に速くなったのは6回からだ。1番菅野 豪琉を見逃しの三振に仕留めた球が138キロのストレートで、9回には3番阿部 剛士を140キロのストレートで空振りの三振に退けた。初戦の慶應義塾戦もまったく同様の〝ギアチェンジ″で5安打、3失点に抑え、この日はさらに高度な「緩急のペース配分」を演じ、粘っこい花巻東打線を沈黙させた。それでも勝てなかったのは花巻東の2番手、伊藤翼がよかったからだ。
更新日時:2019.04.20

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