本塁打を放った4番赤見(都狛江)

都立狛江、長打量産で7回コールドで勝利!

 途中、雨で試合が一時中断するも、都立狛江がチャンスを確実に生かし、8対1の7回コールドで都立江戸川を下した。
2回裏、都立狛江は、二死一塁の場面から、8番浪川の左前打、9番滝が四球で出塁し、先制の好機を作ると、1番小阪が右中間への三塁打を放ち、一挙3点を先制。さらに2番溝口の二塁打で4点目を追加。
3回裏にも、都立狛江は連続四死球で1点を追加し、5対0と都立江戸川を突き放す。

都立江戸川は、5回表に、9番高橋の四球と1番南のレフト前ヒットから無死一、二塁と反撃のチャンスを迎えると、2番加藤の送りバントで二死二、三塁。ここで3番北澤がレフトへ犠牲フライを放ち、1点を返す。

しかし、3回無失点で抑えた都立狛江の先発・滝のあとのマウンドを譲り受けた鈴木もまた、大量得点は許さず後続をピシャリと抑える。

「今日は投手陣が踏ん張ってくれました」と語った都立狛江のキャプテン・有可は、7回裏に二死三塁の好機に打順が巡ると、ライトオーバーの6点目のタイムリーを放つ。続く4番・赤見も、今度はレフトへの2点本塁打を放ち、8対1で7回コールド勝ちを決めた。

それでも試合後、都立狛江の三浦監督は、
「雨も途中で強くなってきた時に、うちが守りだったので、あれが逆だったら今日の試合展開は分からなかったと思います。早い回に4点取れたのは良かったですが、ミスも今日は多かった。次の試合は気を引き締めて戦いたいですね」と語った。
新チームがはじまってから、とにかく基本の徹底を繰り返してきた都立狛江
次は9月22日(土)、成蹊との代表決定戦となる。

(文=編集部)

練習後に芝生を手入れする成蹊学園の部員たち

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成蹊学園グラウンドの紹介

 2012年2月に成蹊学園は、グラウンドのライトとレフトスペースの芝生を甲子園と同じ、『暑さに強く、繁殖率が良い』と言われるティフトンに張り替えました。
成蹊学園の野球部員たちは、連日の練習後に芝生の手入れを丁寧に行なっています。写真は雑草を抜いている様子。部員たちは、
「芝生を張り替えて守りやすくなりました。とてもいいグラウンドなので、大事にしていきたいです」と笑顔で話してくれました。実際のグラウンド全体の風景は、下記のフォトギャラリーに掲載中です。

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