東海大菅生 小池のラッキーな決勝打を 鈴木泰を受け継いだ日當が守り切り決勝進出



最後の打者を討ち取りガッツポーズの東海大菅生 二番手・日當 直喜投手(2年)

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第104回 全国高等学校野球選手権大会 西東京大会

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<第104回全国高校野球選手権西東京大会:東海大菅生4-3国士舘(延長10回)>◇29日◇準決勝◇神宮

 センバツ4強の國學院久我山を破り勢いに乗る国士舘と、昨夏優勝の東海大菅生の一戦は、準決勝らしい高いレベルの好ゲームになった。

 国士舘は制球のいい左腕の唐澤竣が先発。東海大菅生はこれまで、左腕を苦にする傾向がある。それでも1回表に2番・小山 凌暉、3番・福原 聖矢の連続安打に敵失が絡み1点を先制すると、2回表も6番・金谷 竜汰の二塁打などで1点を追加。エースの鈴木 泰成が先発しただけに、完全に東海大菅生ペースで試合が始まった。

 ところが4回裏2死二塁で6番・米良 和宏の外野への飛球を、右翼手と中堅手がぶつかり落球。国士舘が1点を返すと、米良も7番・中島力の右前安打で生還し、同点に追いつく。

 それでも5回表1死後2番・小山の右翼線への二塁打と3番・福原の左前安打で東海大菅生が再度勝ち越す。しかし6回裏に国士舘は4番・石田諒人の二塁打などでまたも追いつく。この回くらいから東海大菅生の先発・鈴木泰の球にキレがなくなってくる。「下半身の疲労がありました」と、鈴木泰は言う。

 国士舘は5回途中から小笠原天汰が登板。力強い投球で東海大菅生打線を抑える。東海大菅生も8回から日當 直喜が登板。長身が重い球質の球で国士舘を抑える。これまで東海大菅生は日當―鈴木泰のリレーできた。それは鈴木泰の方が、安心感があるからだ。「不安はありました」と若林弘泰監督は言う。それでもリリーフ投手の好投で両チームとも点が入らなくなり、延長戦に突入した。

 延長10回表、東海大菅生は2四球で得た走者を4番・酒井 成真が送り、打席には5番の小池 祐吏。小池の打球は中堅手と遊撃手の間に落ちて、東海大菅生が1点を勝ち越す。しかしその後、走塁ミスがあり、リードを広げることはできない。

 その裏、国士舘は代打・渡井 悠真が三塁線に二塁打を打ち反撃するが、東海大菅生の日當が踏ん張り、東海大菅生が勝利した。

 試合後、この春監督に復帰した国士舘の箕野豪監督は、「勝たせてあげられなかった」と語った。それでも秋季大会の時に比べると、別のチームであるかのように力をつけた。新チームになってからのチーム作りにも期待したい。

 勝った東海大菅生は甲子園出場をかけ、日大三と対戦する。東海大菅生は秋も春も日大三に敗れている。「同じ相手に3回負けるわけにはいかない」と、若林監督は言う。西東京の実力校の激突は、熱戦になることは間違いない。

(取材=大島 裕史)

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