将来性豊かな中3スラッガーが木製バットで快音 2打点の活躍で代表入りへアピール



芦谷響外野手(3年=江東ライオンズ)

<広澤克実杯全日本地域対抗選手権大会兼日本代表選手選考会 関東選抜3-2南東北選抜>◇4日◇江東ライオンズ 根津スタジアム

 ポニーリーグ連盟は4日、コルト代表(U16代表)の選考も兼ねた広澤克実杯全日本地域対抗選手権大会を開き、江東ライオンズ 根津スタジアムの第1試合は投手戦の末に、関東選抜が南東北選抜に勝利した。

 試合での勝利はもちろん、代表を目指す選手同士のアピール合戦のなか、打者は大会から渡された木製バットを使用する難しい条件が課せられた。しかし、関東選抜の4番・芦谷響外野手(3年=江東ライオンズ)は、そんな条件を物ともしない打撃を披露した。

 4打数3安打2打点と4番にふさわしい打撃内容で、チームの勝利に貢献した。普段からライナー性の打球を飛ばすことを意識している。これまでは本塁打は1本だけ。木製バットについては「難しかったですね」とやはり金属との違いを肌で感じているようだった。

 それでも結果を残せた裏には、江東ライオンズでのコーチの指導があった。

 1年生の時に、「バットの軌道と球の軌道を合わせられるようにしよう」と指導を受けてきてから、レベルスイングでライナー性の打球を飛ばすことを打撃練習からを心掛けてきたという。

 2年生の冬には、軸足に重心を乗せる構え方をアドバイスされて、フォームを修正。「球がしっかり見える形になり、待ちやすくなった」と自身の中での変化を話す。

 確かに軸足に重心を乗せながらも、全体的にどっしりと構えて、滑らかなレベルスイングで弾き返している。芦谷自身も「最近調子がいい」と言っていたが、それもうなずける打撃フォームだった。

 指導者からのアドバイスを1つずつ吸収して、ここまでモノにしてきた努力が、ここにきて実ってきている。

 将来は「長打も単打も打てる選手になりたい」と話していたが、将来性豊かなスラッガーの成長が楽しみだ。

 4回に芦谷のタイムリーなどで関東選抜が2点を入れると、5回にも芦谷の一打で勝ち越しに成功。最後は山内遼投手(3年=小平ポニー)が抑えて、関東選抜が勝利した。