センバツベスト4の國學院久我山の都大会初戦は大勝スタート!センバツで学んだこと



走者一掃の適時二塁打を打つ下川邉隼人(國學院久我山)

<春季東京都高校野球大会:國學院久我山16-0都立小平南(5回コールド)>◇7日◇2回戦◇スリーボンドスタジアム八王子

 今センバツベスト4の國學院久我山が春季大会初戦を快勝で飾った。

 30日のセンバツ準決勝を終えた後、移動日を挟んで、1日休んだ後に練習をスタートさせて、今大会の初戦に臨んだ。先発となったのは、酒井 洸明投手(3年)。オーソドックスな右投手で、120キロ後半の速球を両サイドに集めてゲームメイクするタイプ。いきなり二塁打を浴びるが、後続を抑えて無失点スタートを切った。

 打線は1回裏、木津 寿哉外野手(2年)の適時打で1点を先制し、さらに押し出しで1点を追加。2回裏には、満塁のチャンスから4番・下川邊 隼人内野手(3年)の左翼越えの走者一掃の適時三塁打を放ち、5対0と点差を広げた。センバツで特大本塁打を放った下川邊は、レベルの高い好投手との対戦を経て、いかに脱力して打てるのかを大事にしている。

「打ち損じが本当に多くて、何がいけないかと思ったら、ずっと力んだ打ち方になっていました。センバツ後の打撃練習からその点を意識しています」

 その後、1番・齋藤 誠賢外野手(3年)や3番・木津など上位打線が機能。センバツでは出場機会が少なかった選手たちも活躍を見せ、16対0の5回コールド勝ちで3回戦進出を決めた。

 今年のセンバツの躍進について、尾崎監督は、「選手たちの精神的な成長が感じられた。何事にも動じない。また、堅実な目標設定、そしてそれを達成する実行力、それを達成するための日々の過ごし方が、本当に素晴らしかったです」と絶賛した。

 ベスト4まで勝ち上がり、大阪桐蔭と対戦して多くのことを得た。その中で一番学んだのは「徹底力」だ。

「あれほど能力が高い選手を揃えながら、勝つためにどういう野球をすればいいのかを徹底していて、勝ち上がる毎に野球が緻密になっていく。こうした野球ができる大阪桐蔭の西谷監督をはじめ、指導スタッフの方々の指導が素晴らしいと実感いたしました。敗れはしましたが、財産になった試合でした」と振り返る。

 今大会はシード獲得を目指しながら、新戦力を見出すのもテーマとなる。その上でこの試合は「どの大会も初戦は大事になりますが、良い入りだったと思います」と内容面を評価した。

 4番・下川邊は、「甘さを捨てて、徹底力を大事にしています」と語る。主力と新戦力が融合し、上位進出を目指す國學院久我山が、今春季大会でどんな戦いを見せるか楽しみだ。

(取材=河嶋 宗一