日体大荏原、守り合いを制し、強打の佼成学園に勝利!大型サイド・小金井が好リリーフ



2番手・小金井凌生投手(日体大荏原)

 <春季東京都高校野球大会:日体大荏原3-2佼成学園>◇6日◇2回戦◇江戸川区

実力校同士の対決ということもあり、白熱した一戦となった。

 ミート力の高い選手を揃える日体大荏原は1回裏、無死満塁のチャンスから4番原田悠希捕手(3年)の2点適時打、さらに内野ゴロの間に幸先よく3点を先制した。本橋監督は「初回にいきなり3点取れるとは思わなかったので、大きなイニングでした」と振り返る。

 佼成学園としては、ビッグイニングにされてもおかしくない展開で、3点にとどめたのは大きかった。佼成学園は2回以降、左腕・大貫 秀一朗投手(3年)が制球を取り戻し、打たせて取る投球で無失点に抑える。

 反撃したい佼成学園は4回、4番・重藤 琳太郎内野手(3年)が打った瞬間、本塁打と分かる特大本塁打で1点を返し、6回表には打力が高いリリーフの斎藤海聖投手(3年)の適時打で2対3と1点差に迫るが、日体大荏原の大型サイド・小金井 凌生投手(3年)が凌ぐ。

 185センチの小金井は、常時120キロ後半〜130キロ前半の速球と切れ味鋭いスライダーを武器に佼成学園打線を抑える。リードする木村は「去年から制球力が大きくレベルアップしていて、直球、変化球もビタビタ決まっていました。リードする側としては配球がしやすいです」と小金井の投球を絶賛していた。

 振れる打者が揃う佼成学園打線相手に4回を投げ、6奪三振の1失点の好投で、勝利を呼び込み3回戦進出を決めた。

 本橋監督は「投手陣がしっかりと踏ん張ってくれたこと。また、初回の3点は大きかったのですが、6回表に同点を許さなかったのが大きいですね。今までだと、同点を許してしまう場面でしたが、それを抑えることができたのは成長点です」と選手たちの成長をたたえていた。投手陣は小金井のほかに、120キロ後半の速球ながら、小さく曲がる変化球で5回1失点に抑えた右腕・石井祥太投手(2年)も大きかった。

 しかし、後半以降、点が取れなかったことを反省点に挙げ、夏のシード確定となる4回戦進出はダメ押しができる攻撃もカギになりそうだ。

 今年の日体大荏原は守備力の高い野手が多く、上位打線を中心に振れる打者が多いので、非常に楽しみなチームだ。

 佼成学園は自慢とする機動力野球を発揮できず、つなぎの野球を実践できなかった。とはいえ、実力を発揮できなかった野手陣のポテンシャルの高さは確かなものがあるので、ノーシードに回ったら怖いチームであることは間違いない。