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1次予選のトーナメント表
日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
日本学園などが属する第13〜18ブロック
城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック

8回12奪三振の力投 都立に現れた167センチの小さな剛腕



都立大崎先発・木村隼三

 都立篠崎の前に敗れた都立大崎も、エース木村隼三投手(3年)の投球は光った。167センチ、62キロと、決して大きいとはいえない体格だが、オリックス山本 由伸投手(都城高出身)を参考に、力みすぎないように縦回転でしっかりと肘を立てて腕を振りぬける投球フォームから、球速以上の切れと伸びを非常に感じさせる真っすぐを投げ込む。この真っすぐに都立篠崎の打者が空振り、もしくは差し込まれての鈍い音が何度も響いた。

 さらに大きく曲がるカーブと、鋭く落ちるスライダーにパームと、緩急を使った投球を見せた。真っすぐ同様にどの変化球も切れがあり、1つ1つのレベルが高いこともあるだろうが、伸びのある真っすぐがあるからこそ、変化球がより生きていた。

 最速は130キロほどだが、立ち上がりはその真っすぐを生かした投球で都立篠崎を封じた。この投球には都立篠崎・野木監督も「質のいい球でした」とベンチからでも、木村の真っすぐの良さを感じていた。

 それだけに木村は「変化球の精度を高めていきたい」ときっぱり。もっと変化球のレベルを高めれば、より手が付けられない投手になるだろう。今回の反省を生かして夏までにどこまで修正できるか。今後の成長を楽しみにしたい。

(記事:編集部)