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無駄の少ない打撃フォーム統一で、日野台が15安打8得点の快勝



日野台5番・林 慈央

 江戸川区球場の2試合目は都立日野台上野学園の一戦。試合は都立日野台が初回から猛攻を見せて、優勢を保ったまま8対4で勝利した。

 まず初回、先頭の牧 瞬平がヒットで出塁するなど二死一、三塁とする。ここで5番・林 慈央が軸をぶらすことなく、くるりと回転して捕らえた打球はセンター前に飛び、都立日野台が先制。

 さらに6番・近藤 稜真のタイムリーで2点目を奪うと、2回にも1点を追加。5回には再び5番・林のタイムリーで4対0と前半を折り返す。

 上野学園は何とか反撃に転じたいが、都立日野台先発・林からチャンスが作れずに苦しむと、逆に都立日野台は後半に入っても追加点を重ね、8回表が終わって8対0となる。

 コールドまで都立日野台はあとわずかだったが、上野学園も意地を見せる。3番・大久保 響、5番・竹島 翔夢にタイムリーが飛び出すなど一挙4点。8対4とサヨナラへ勢いを作った。

 ただ、都立日野台がそこまでは許さず、8対4で都立日野台が2回戦を突破した。

 序盤に攻撃でリズムを掴んだ都立日野台は、全体として攻撃の高さが光るチームだった。
 予め軸足にしっかりと重心を乗せて、トップも深く作っておいて構える選手が多い。余計な動きをせずに、ボールを呼び込んで、ボールに力をぶつけて、快音を響かせていた。

 畠中監督はこのことについて、チームの決め事だと言う。
「筋力のなく、割れを作れない選手が入学時は多いので、1年間は、打撃の型を作るためにも、全員が統一して無駄の少ないフォームにしています。ただ2年生になったら、基礎が固まっているので、個人で合うフォームに変えてもいいようにしています」

 この試合で3安打を放った2年生・林は、この指導方法について、「調子を落とした時に、立ち返ることが出来るので、大きいです」と1年間かけて作った土台が、調整に役立っていることを話す。

 15安打8得点と打撃で試合を決めた。こうした数字からでも、「練習の成果が出たと思います」と選手たちに伝えてきたことが実を結んだことに、畠中監督は手ごたえを感じていた。3回戦では國學院久我山が相手だが、「楽しみたいです」と畠中監督が話せば、林も同じく「どこまで通じるか楽しみです」と、対戦を待ちわびている。勝てば春季都大会のシード権獲得となる大事な3回戦での戦いぶりに注目だ。

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