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明大中野八王子5番大嶋が2安打4打点で、コールドの打線けん引



明大中野八王子5番・大嶋遼

 シード校として大会に入った明大中野八王子は、2回戦・豊南を相手に打線が爆発した。

 初回に3番・保坂 修也、6番・渡辺 晴登のタイムリーで幸先よく2点を先制すると、3回には5番・大嶋 遼の三塁打で3点を追加し、5対0と主導権を握った。

 明大中野八王子の先発は渡辺 晴登。角度を付けた威力ある真っすぐで、5回までヒット1本に抑える投球を見せる快投で、打線をさらに勢いづける。

 すると6回、6番・大嶋が2本目となるタイムリーを放つなど、3点を追加。8対0として試合を決めた。

 7回コールドで勝利した明大中野八王子は、ヒット16本と打線が爆発したが、なかでも光ったのは5番・大嶋だ。この試合でも4打点とチームトップの成績を残し、3回戦進出に大きく貢献したポイントゲッターだ。

 すっと打席に立つ姿は無駄が少なく、シンプルな構え方が印象的な大嶋。テイクバックをあまりとらずに反動を使わないが、軸をぶらすことなく上からバットを振りだしてボールを捉える。ボールに力をしっかりと伝えて打球を飛ばすことができており、3回も逆方向に長打を飛ばしており、力もあるバッターだ。

 守備でもレフトから鋭い送球を見せており、能力が高いことはプレーを見ていれば伝わってきた。

 その大嶋は「トップを作ったときにバットが下がることで、フライを打ち上げてしまうことが多かった」ことをきっかけに、上から叩けるフォームを模索した。そこで、高い位置でトップを作り、そこから素直にバットを出せるように意識して練習に取り組んできた。

 だからこそ、テイクバックを引くことなく、シンプルに上から出すことに徹したフォームになっているのだろう。

 今回は大嶋を紹介したが、チーム全体としてセンターから右方向へ打つこと。隙あらば次の塁を狙っていく姿勢。また大胆なポジショニングなど、チーム全体で徹底していく組織力や堅実さがチームカラーとして見えてきた。

 大嶋は「練習から走塁には力を入れて次の塁を狙うように心がけています。他にも逆方向への打撃とか、先輩には敵いませんが、細かい野球を今年も大切にしています」と組織力を武器に、今年もチームを強くしているところだという。

 そのために野球ノートを使っているそうだが、椙原監督は「成長を感じます」と選手たちの戦いぶりに高く評価している。それも前回の勝ち方に納得できていないからだ。
 「前回はやりたいことができずにジレンマを感じていました。そこからやるべきことを明確して、この試合に臨んで勝つことができました。いいプレーが出ましたし、点差以上に自信を深めることができたと思います」

 3回戦も勝てば、春のシード権獲得だ。「良い流れになっていると思います」と上向きのチームが勢いそのままに勝ち上がり、さらに成長するか。

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