成城学園 広瀬の満塁の走者一掃の二塁打で都立立川国際を圧倒



成城学園4番・広瀬義友

 國學院久我山の尾崎直輝監督は、都立立川国際中等教育の早坂啓介監督の1学年下で、保育園、小学校が同じ幼馴染であり、憧れの先輩であったという。勝てば代表決定戦は幼馴染対決になるところだったが、立川国際は部員10人。試合後早坂監督は、「まだやれる力はありません」と語る、完敗だった。

 1回表成城学園は、1番・江藤貴敏が三塁打を放ち、2番・塚田豊の左前安打であっさり1点を先制する。成城学園は3回表にも敵失などで2点を追加して試合の主導権を握る。

 成城学園の先発・吉田慶太は、秋の背番号は8だが、夏は背番号1であり、投球は安定している。3回裏はピンチを迎えたものの、都立立川国際中等教育のスクイズの失敗や、3番で先発投手でもある森田晴輝の中前安打で二塁走者が本塁を突いたものの、中堅手からの好返球で刺して得点を許さない。

 4回表も成城学園は、安打や失策で常に塁上を賑わす展開になったが、都立立川国際中等教育の投手・森田の暴投で三塁走者が本塁を突くも、捕手の内完太が闘志あふれるプレーで、球を素早くとって、本塁を死守する場面が、2回も続き、この回は無失点に抑え、都立立川国際中等教育も意地はみせた。

 しかし5回表は成城学園の4番・広瀬義友の三塁打などで2点を追加。6回裏都立立川国際中等教育はエラー絡みで1点を返したものの、反撃もここまで。

 7回表成城学園は、4番・広瀬の満塁の走者一掃の二塁打などで一挙9点を挙げて14対1。7回コールドで成城学園が勝ち、代表決定戦に勝ち進んだ。

 都立立川国際中等教育は、校名のように、留学生制度があり、生徒には帰国子女も多い、国際的な学校だ。登録選手は10人だが、3人は子供の時、海外生活を経験している。そのため、考え方の違いもあるというが、早坂監督は日本の高校野球の伝統でもある整備や道具を大事にすることの重要さ説いたという。

 このチーム、失策も多かったし、まだ実力のあるチームではない。それでも選手たちは、野球が好きだという。それが一番大事なことであり、そこに発展の可能性があると思う。

 一方勝った成城学園の浅野直樹監督は、「勝つ時はコールド勝ちですが、負ける時はコールド負けが多いです」という。もともと練習時間を多くとれないが、コロナによって、さらに制約を受けているという。それでも次は國學院久我山との代表決定戦が待っている。浅野監督は、「勉強させてもらいます。ちゃんと食らいついて、9回まで試合ができるように、頑張りたいです」と語った。

(記事=大島 裕史)

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