都立東大和南の2枚看板が完封リレー、都立片倉は1点に泣く

 都立片倉vs都立東大和南の一戦は1点を争う好勝負となった。お互い走者を出しながらも、なかなか1本が出ない。

 試合の均衡が破れたのは7回裏。二死満塁のピンチを招いたところで、都立片倉は3番手に2年生左腕の高岡 大が登板。高岡は昨秋よりも5キロアップの常時120キロ後半〜130キロ前半の速球で抑えにかかるが、バッテリーミスが飛び出し、都立東大和南が1点を先制する。

 8回表から軟投派の加藤 慎一からオーバーハンドの山﨑 紫温にスイッチ。山﨑は120キロ後半の速球で立ち向かっていき、都立片倉の打者を打ち取る。味方の好守備もあり、完封リレーを達成。都立東大和南が完封勝利を収めた。

 勝利を収めた都立東大和南の高田監督は「打力のある都立片倉さんに勝つにはあの試合しかなかったですので、よく投げてくれました」と加藤、山﨑の2枚看板をたたえた。
 紙原 史弥主将は「2人(加藤、山﨑)がいるので、自分たちはしっかりと守れることを意識しました」と内野手、外野手も要所で球際の強さを発揮した。
 4回戦の東海大菅生戦に向けて、高田監督は「全力でぶつかって、選手たちの集大成を発揮できる試合にしたい」と意気込んだ。

 敗れた都立片倉は打線が奮わなかった。主砲・角田 樹一希が不発に終わった。宮本監督は「先発投手のタイミングを外す投球に打たれされてしまったのですが、選手たちはそれに合わせようとしっかりと工夫する姿勢が見られてました。捉えた当たりもあったのですが、うまく守られましたね」と振り返り、失点した場面については「満塁のピンチは、球威のある高岡にかけたのですが、2年生には荷が重い展開だったかなと思います。投手を出す順番、起用法などについては私のミスですし、よく投げてくれたと思います」と高岡をかばった。

 今年の都立片倉について、実力はもとより、選手たちも自ら考えて練習を行い、議論ができて、しっかりと実行ができるチームだという。
 「監督が話した意図もしっかりと理解できて、自ら考えることができる。練習試合もすごい良い形で勝利ができていて、都立片倉に赴任してからは一番良いチームではないかと思うほど手応えがありました。しかし、これほどよいチームを勝たせることができなかったことに監督として申し訳ないと思っていますし、敗戦は監督の責任です」と語った。

 

 今年の都立片倉は主砲の角田だけではなく、堅い二遊間の守備をはじめ、攻撃、守備のレベルも高く、投手も個性的な5投手が控えていた。悔しい負けを味わった時崎 空汰、高岡、ジョンソン・マーカス太一の2年生投手などが秋の中心投手として活躍することを期待したい。

(取材=河嶋 宗一

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