武蔵が大学生監督の「オンライン指導」が実って4年ぶり夏勝利

 前までの試合の影響で、15時半過ぎから武蔵と帝京大八王子の一戦が始まった。

 試合は終盤まで互いに競り合う緊迫の試合展開となる。
 先攻の武蔵は4回に4番・得能 大暉のタイムリーで2点をいれる。すると続く5回には2番・長峰 響太のタイムリーで、3点目を入れた。

 一方の後攻・帝京八王子は、初回に4番・岡本 碧の犠牲フライで先制点をつかみ取る。3回には相手のエラーで2点目を入れてリードを2点に広げると、5回は2番・後藤 壮太郎の犠牲フライで3点目と記録して3対3にした。

 そのまま迎えた8回、武蔵は1番・杉山 晶人が四球を選ぶなど二死一、三塁まで作ると、「ここで結果を出さないと、主将として面目が立たない」と打席に立った5番・石村 慧牙が勝ち越し打を放って4対3とした。

 さらに7番・佐渡島 遼のタイムリーで8回終わって武蔵が5対3として、9回にはダメ押しで6番・河村 大悟のタイムリーなどで8対3と試合を決めた。

 終盤の猛攻で武蔵が8対3で、帝京大八王子から勝利した。両チームは2年前の秋のブロック予選でも対戦したことがあり、そのときはサヨナラで武蔵が制していた。米澤監督は「力は互角だと思っていたので、流れさえ掴めればと思っていました」と拮抗するからこそ、1プレーで雌雄を決すると予想していた。それを考えれば、中盤までは粘り強く守り抜いたことは、勝利に繋がる結果と言って良いだろう。

 そんな武蔵だが、夏の勝利は2017年以来となる。その時、3年生としてチームの主力にいたのは、米澤監督と石渡助監督だ。2人は現在、慶應義塾に通っている現役の大学3年生である。米澤監督に至っては午前中、試験を受けてからグラウンドに駆けつけたという。

 指導する上で米澤監督は、年齢が近いこと、そして自身が現役時代にしてもらったこまめなコミュニケーションを大事にしてきた。ただ、コロナウイルスの影響で対面での会話が減った分、SNSを駆使してオンラインで意志疎通を図ってきた。

 そうした年齢の近い指導者がいることに石村主将は、「年齢が近いのでとても話しやすいです」と距離感を縮めてチーム作りが出来ているという。

 石村主将は、改めて4年ぶりの勝利について、「今日の勝利は先輩方のためにも連敗ストップしようと思っていたので、良かったです。これを後輩に繋げられればと思います」とコメントした。2勝目へ、武蔵の次戦の戦いに注目したい。

(取材=編集部)

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