都立田無・エース加藤田が毎回11K完投、玉川学園下す

 9日、市営立川野球場の第一試合では夏の西東京大会の1回戦、都立田無玉川学園との試合が行われ、都立田無が11対6で玉川学園を下し初戦突破を決めた。

 都立田無のエース・加藤田俊介は毎回11奪三振を記録し、9回を一人で投げ抜く好投で勝利へ牽引した。1回から7回までは全て最後の打者を三振で仕留めた。三振は「守備のミスが続いたので、三振をとっていい流れを作れたら」と狙っていた。これには島修司監督も「ベンチからは打たせろと言っていたのですが」と笑みを浮かべながら振り返った。それでも「勝気なところが彼の良さです」。野手陣の失策が目立ったが、エースの力投で悪い流れを断ち切り続けた。

 直球の球速は120キロ後半だというが「回転数はいいと思います」と球質には自信がある。玉川学園の主将・近藤健次郎も「高めの直球を振らされました」と打席では遠目から見たとき以上に速く感じていたようだ。最近チェンジアップを習得したことにより三振の数も増えていった。スライダーでカウントを取り、自慢の直球か、沈むボールで仕留める。6失点を喫したもののリードは許さず要所を締めた。

 玉川学園の三井健聖監督も「立ち上がりは制球が良くなかったのですが、終盤立ち直しきてきて、変化球の割合も増えてなかなか攻略するのが難しかったと思います」と相手指揮官も加藤田の投球を称えた。

 この日の気温は34度で、東京都の今年1番の暑さを記録した。活動自粛に加え最近は雨が続き、決して万全とは言えない中での登板もなんとか9回158球を投げ抜いた。「力一杯投げないこと」が次なる課題だ。闘志溢れる投球スタイルが魅力だが「無駄な『力み』がなくなればもっとキレのあるボールが投げられると思う」と指揮官も期待を寄せる。次の試合も快投で勝利へ導けるか。

(取材=編集部)

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