帝京、苦戦しながらも8年連続ベスト8。都内屈指の遊撃手・武藤闘夢が攻守で躍動

 名門・帝京と台湾人留学生4人擁する郁文館との対決。

 帝京の先発は期待の1年生・高橋 蒼人。埼玉SPヤングでプレーしていた右の好投手で、ゆったりとした体重移動から鋭く腕を振っていく。常時130キロ~135キロ前後(最速136キロ)の直球は勢いがあり、120キロ前後のスライダーの切れも良い。ベンチ入りした投手陣の中でも最も勢いがあった。

 中学3年時、全国的な強豪校でプレーすることは考えておらず、ヤングの試合で好投をしている時に各強豪校の関係者に目が留まったという。高橋からすれば驚きの誘いだったが、タテジマを着る帝京に憧れ、進学を決意。越ヶ谷にある自宅から板橋にある高校まで通っている。

 そんな1年生を援護しようと、打線は2回裏、犠飛で1点を先制すると、3回裏には一死一、三塁から3番高橋大陸の2点適時二塁打、二死二塁から5番武藤 闘夢の中前適時打で4対0と追加点を入れる。5回裏には無死一、二塁から5番武藤が適時三塁打を放ち、6対0。

 6番稲垣 渉(1年)の犠飛で、前半まで7対0とリードを広げたが、2番手の安川 幹大(3年)がピリッとせず、6回表に郁文館の5番・千速 学(3年)に適時二塁打を打たれ、8回表、台湾人留学生の郭 家樺が本塁打、さらに大熊 拓未(2年)の適時二塁打、9回表には内野ゴロの間で1点を返されたが、7対4で帝京が逃げ切り、独自大会を含めると、8年連続のベスト8が決まった。

 前田監督は「打線が修正できたのですが、投手は総じて開きが早いフォームとなっていました。1日しかありませんが、技術的な修正を施して、準々決勝に向かいたいと思います」と投手陣の修正を課題に挙げた。